空飛ぶ畳

日常の思ったこと、育児・子育や仕事のことなどつらつらと書いていきます。

子供に口だけ躾(しつけ)をやっていないか?を考えてみる。


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今日は子供の教育、躾について考えてみました。

よく子供には「やさしい子に育ってほしい」「思いやりのある子に育ってほしい」とかって言う親は多いかと思います。

他にも「しっかり勉強を頑張れる子」や「強い子に」などいろいろあります。

 

しかし、そういった親の希望、要求を子供に躾という形で教えておきながら、実は自分はどうなんだ?っていう話です。

 

子供に求めることってあなたは出来てますか?

私も人のことを言えるような立派な親ではありません。

自分も含めて問いたいことなんですが、

「子供に求めることってあなたは出来てますか?」

 

昔の親はどうだったかあまりわかりませんが、自分が人の親になり、親同士の繋がりが広がるにつれて思ったことがあります。

それは「結構みんな子供への要求が厳しいのね」です。

 

子供への要求と言ってもささいなことです。

「もっと親の言うことを聞きなさい」

「お友達とは仲良くしなさい」

「お友達と喧嘩したり叩いたりしたらダメだよ」

「人にやさしくしなさい」

「良い子にしなさい」

「ちゃんとしなさい」

 

どの親もそうだとはもちろん言いませんし思いません。

それに躾という意味ではこういったことを教えていくのは悪いことではまったくありません。

ですが・・・

じゃあ親である自分達はどれだけ出来てるの?

って話です。

 

 

大人の世界と子供の躾は別モノと考えていないか

「子供の躾と大人の世界はまた別でしょう!」「自分が出来ていようがいまいが子供にはしっかり教育すべき!」なんて意見も出るかもしれません。

もしくはそこまで強く言えなくても、少しは思っていることではないでしょうか?

ちなみに私はこのような大人の都合的な考え方をしてしまうときがあります。

 

さて、子供の一番の身近なお手本は当然「親」です。

いくら口先だけでアレコレ言っても、お手本の親が出来ていなければ、躾・教育の効果は薄らぐどころか逆効果になると思います。

 

例えば、

親はいつも夫婦喧嘩ばかりしていて、お互いの欠点を攻め合い、自分の正当性を訴えたり言い訳ばかりをしたり、逆に相手の上げ足ばかり取り、そこにはやさしさや思いやりは微塵もなかったり。

子供と外出中に、近所の人にあっても挨拶もしない。困ってそうな人がいても無関心だったり、近所のママ友さんたちと道の真ん中でだらだらとおしゃべりしたり、誰かの悪口で盛り上がっていたり。

 

しかし、ひとたび子供に向き合うと、

喧嘩はいけませんよ、人にやさしくしなさい、時間は守りなさい、やることはしっかりやりなさい、相手の悪口を言っちゃダメ、良い子に、立派な子に・・・

 

子供からしたら

「この人は何を言っているんだろう?」

って当然なります。

 

まぁここまで真逆のことをする親はあまりいないとは思いますが、ようはそういうことです。

「口だけ躾」をしている親というのは、基本的に「自分には甘く人には厳しい」ってことになる気がします。

 

このようにいくら口で立派なことを言おうが、お手本として一番影響力のある親が出来ていなければ、子供は理解するどころか親へ信頼が無くなっていく一方です。

仮に親の言うことをよく聞いているとしたら、それは親の言うことを理解しているのではなく、単に親が怖い、叱られるのが嫌、言っても無駄、と思っているからだと思います。

口だけ躾をするぐらいであれば、「ダメな自分」「甘ったれな自分」を子供にさらけ出して、子供と一緒に頑張った方が100倍もマシな気がします。

 

 

最後に

大人ってついつい理屈で子供を丸め込もうとすることってありますよね。

もしくは強引に押し込もうとしたり、「親の言うことが聞けないのか!」と理屈すらどっかに行ってしまったりと。

 

子供がまだ小さい時は、親の都合、大人の理屈なんて要らないかもしれない、親がダメって言ったらダメ、みたいな感じかもしれません。

しかし子供は日々成長していて、親が思っている以上に「親のことを見ている」と思っています。

 

私もたまにドキッとするようなことを言われたりします。

「ドキッ」とする時点でやましさがあるってことなんですがねw

 

ただ、最近の親って(自分も含め)、いつまで経っても大人になり切れてなかったり、心に余裕がなかったりして、妙に子供に当り散らす人が増えている気がします。

もちろんそうでない親もいるし、余裕のなさは止むを得ない事情があるのかもしれませんけどね。

 

自分も気を付けなければと思う今日この頃でした。