嫌いな人が多い人は自分から嫌いな人に関わってイライラしている
学生や社会人でも、世の中の社会には好きな人嫌いな人、気が手な人や気が合う人など、様々な人と関わって行くかと思います。
それが世の中の社会の一面でもあります。
その中でやたら嫌いな人ばかり自分の周りには多いと感じている人もたくさんいるものです。
嫌いな人の文句が多くてイライラする
私の友人や知り合いにもそういうタイプがいるのですが、やたら人の文句や如何に嫌な人間かということをよく言う人がいます。
まぁ私もあまり人のこと言えないかもしれませんが・・・
あの人のこんなところが嫌だ
あの人のこんなところがイラッとする
あの人のこんなところがダメなのだ
あの人はほんと使えない
あの人はなんか見ていてイライラする
あの人は私にこんなことをした
あの人は私のことをひどい扱いをする
あの人は私を嫌っている
こういう風に思うことは誰だってあるかと思います。
しかし、自分の周りの人間関係で常にイライラしている人と、そうでない人。
自分の周りには嫌いな人、嫌な人ばかりいると感じている人と、これと言って大して嫌いな人なんかいないと感じる人。
大別するとこのような二つの人間に分けることができます。
ではその二つの種類の人間にはどんな差があるのでしょうか?
それは、簡単に言うと「嫌いな人や嫌な出来事に関わっている時間の違い」です。
時間というとなんか変な表現ですが、要は嫌いな人や嫌なことにいつまでも自分が気にしているのかということです。
嫌いな人が少ない人や、人間関係が比較的良好な人などは、嫌と感じる人や嫌な出来事に対して、さほどいつまでも気にしてません。
- この人はそういう人なのだ
- この人と自分はこのことに関しては考え方や価値観が違うのだ
- 自分がちょっと悪かったかな
- しょうがない
- そういうものだ
このように割り切ったりします。
つまり相手のことにいつまでも必要以上に関りを持ちません。
しかし、嫌いな人などが自分の周りには多いと感じている人や、人間関係で常にイライラしているような人は、その嫌な出来事だけでなく、更にその人の悪い部分を一生懸命自分の中で作り出します。
- あの人は私のことが嫌いなのだ
- あの人は前にも同じような嫌なことをした
- あの人は他にもこんなに嫌なところがある
- そういえばこんなところも嫌だった
- 自分の方が正しいことを証明したい
- あんな人は後で痛い目に合えばいいのに
- 自分が悪いのではなく相手が悪いのだ
- 嫌な目に遭わせたい
- 自分のこの嫌な気持ちをわからせたい
つまりいつまでもその嫌な人に対して根に持つというか、自分からその嫌な人に執着しているという側面があるのです。
これは実はとても時間と労力を無駄にしているとも言えます。
その人のことが嫌いなんですよね?
その人とあまり関わり合いたくないんですよね?
本当はその人がいつまでも気になるほど好きとか?
人間関係でいつもイライラしていたり、誰かの文句や愚痴が多い人というのは、実は自分からその人に関わっているということを冷静に考えてみるのも良いかもしれません。
嫌いな人の粗探しよりもやるべきことを優先する
なかなか言うほど難しいですけどね。
やはり気にしてしまう人は気にしてしまうのです。
でも先ほども書きましたが、仕事にしても勉強にしてもプライベートにしても、より充実していたり、何かを順調にやり遂げている人というのは、得てしていちいち嫌な人や嫌な出来事にいつまでも関わっていません。
それは時間の無駄だからです。
それは心身の無駄な労力とわかっているからです。
それよりも自分のなすべきことややりたいことを優先しているからです。
仕事でイライラする同僚やむかつく上司が居たとしても、それよりも如何に自分の目の前の仕事の成果をだすべきか考えることです。
仕事が始まる前の通勤や、仕事が終わってからのオフの時間、休むべき休日など、そんな時間でも一生懸命嫌いな人のことばかり考えている人もいます。
どんだけその人のことが好きなんですか?
こういうタイプの人というのは、そういう性格ということもありますし、ついつい相手を恨んだり妬んだりしてしまう育ちや環境があるのかもしれません。
しかし、いつまでもそれに関わっていても何も変わりませんし、そのままだと一生同じことの繰り返しになってしまいます。
そんなのはなんかアホらしいですよね?
もっと人生楽しく出来ますよね?
もし自分のことをそのように思っていて、それを改善したいのであれば、まずはそんな自分に気づくことが大切です。
でもそこでまた悪い誘惑が出たりもします。
イヤ!悪いのは自分だけではない!
あの人だって悪い部分がたくさんあるのだ!
そうはいってもむかつくものはむかつく!
でもそこでまた冷静な自分を作ってください。
あの人のことなんてどうでもいいか。
あんな人はもう放っておこう。
もう違うことを考えよう。
頭に来たけど敢えて真逆の行動をしてみよう。
この繰り返しをすることによって徐々に改善されていきます。
これらをまずは意識することによって徐々に冷静な自分を作れるようになっていきます。
そうすると嫌いな人、嫌な出来事にいつまでも関わっている自分が少なくなっていきます。
世の中には、社会には、まさに様々な人がたくさんいますから。
人間関係に恵まれていると思う人でも、当然嫌な人や気が合わない人だって当然います。
誰だって同じなのです。
でも人間関係で良し悪しというのは、意外にも自分の心持ち一つだったりするということなんです。
私もまだまだ繰り返しの日々を過ごしています。