空飛ぶ畳

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子供を叱る場面ってポリシーあります?ちょっと自分のことを考えてみた


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うちの場合は子供を叱る基準などは夫婦で違います。ってほとんどの夫婦がきっと違いますよね。

そういえば子供を叱る基準というかポリシーとかって皆もってるのでしょうか?

 

 

私の性格は基本ちゃらんぽらんであり、深く物事を追及するのが苦手なタイプです。

ルールを決めるのもあまり好きではありません。

そう言いながらもこだわるとこはこたわるし、自分なりのポリシーなどもあります。

結構めんどくさい野郎です。

 

じゃあ自分の子育てのポリシーって何?そんなの持っていたかな?などといったことをたまに考えます。

考えますが深くは追及しないので結局自分でもよくわからないままです。

そこで今回は子供を叱る基準、どういったときに叱る?どういったとき叱らずに放っておくか?ということを考えてみました。

これはたぶん私の子育てポリシーのひとつです。(たぶん)

 

やってはいけないことをやった時に叱る

まぁこれは皆さんもきっとそうですよね。

ただ親によっては人によっては、その「やってはいけないこと」の基準が違うと思うのですが、その時の感情・気分でも違うかもしれません。

また、その時の子供の年齢や成長具合によっても叱る場面や叱り方が異なることでしょう。

それに最初に言っておきますが、このように子供に対して叱るという行為は、あくまで子供に「いけないこと」「やってはダメなこと」 ということを日々言っているということが大前提です。

いくら大人から見てやってはいけないことや危ないことでも、その子供によっては「それがいけないことなのかわからない」「何が危ない行為なのかわからない」ということがあります。

子供が小さいうちは、そして親がしっかり子供にそのことを伝えていなければ当たり前ですよね。

ですので「やってはいけないことをやった時に叱る」というのは、親が子供に対してしっかりそのことを教えていることが大前提であり、それをしたら叱られるということを教え込ませて、それでもやってしまった場合に叱るということです。

それが危ない行為など知る由もない子供が初めてそれをやったときに、いきなり「ちょっと何やってるの!」「危ないことしないの!」なんて言われたら、子供からしたら訳わからないですよね。

わからなくてもやってはダメということを、親が叱ることによって覚えさせるのはいいのですが、いきなりそれをやってはいけません。

最初に叱るのではなく、最初はしっかり教えてあげるのです。

 

そしてこれまた最初に言っておきますが、「やってはいけないこと」の中には、なるべく親の価値観を含まないということも大切です。

これは難しいことでありきっと間違いや失敗をすることも多々あることでしょう。

親の価値観を含まないというのは、ようは「親の個人的な好き嫌い」「子供の可能性を狭くするような考え方」などです。

わかりやすくいうと「なぜそれをやってはダメなのか?」「なぜ親は叱ってでも注意しなければいけないのか」という理由付けをしっかり子供に説明できるかということです。

これはこの説明が子供が理解できるできないは関係ありません。

ただ子供が成長したときにはきっと理解できることでしょう。

そういった説明がきちんとできないようなことに対して、わけもわからず注意したり叱ったりということは気をつけなければなりません。

 

さて、前置きが長くなりました。

私の場合は・・・と考えると以下のような感じでしょうか。

 

1.危ないことをしたとき 

  • 受け身もとれないくせに危ない場所(高い、不安定な所)に上る
  • 熱いもの(なべやかんとか)や危険なもの(刃物系とか尖ってる系)などを触る
  • 道路に飛び出す

他にもありそうですがこんな感じです。

危ないといっても、たん瘤(こぶ)が出来たり、擦り傷やあざが出来たり程度なら全然気にしません。

むしろ「どんどん怪我して体で覚えろや~」という考えがあります。

これはきっと自分がそうだったからなんですけどね。

但し、致命的な大けがや命の危険にさらされる可能性がある行為は別です。

それが上に挙げた内容です。

こういった時には注意するだけでなく、きっちり叱ります。ドスドス言ってやります。

ただし、親として注意しなければいけないことは、結果に着目し過ぎないということです。

たとえば、そんなに危険なことをしたわけではないけど、偶発的な事故により不運にも大怪我をしてしまったり、子供自身ではなく他の要因で結果的に危ない目にあってしまったり、そんなときは頭ごなしに叱ったりするのには注意が必要です。

ようはその子供の行為自体が本当に危険な要素があったのか?ということをしっかり見極めなければいけません。

 

わがままの度を越したとき

わがままの度ってどこ?って話ですが、多少のわがままなら私は放置します。

子供に譲ってしまうこともあります。

嫁からしたらこの甘太郎が!って感じかもしれません。

しかしこれも根拠のない私のポリシーなんです。

なんでも許すわけではないんですが、軽く叱って放って置くことがよくあります。

 

しかし、あきらかに調子に乗っていたりするわがままのときは、カミナリドカーンです。「いい加減にしろ!コラァ!」といった感じです。

ここで「最初に甘やかすから調子に乗るんじゃない?」って思った方は甘いです。

ある程度のわがままには目をつぶってやる!そのかわり調子にのって一線超えたら父はゆるさん!ということです。

このメリハリがあるのかないのかよくわからないのが私のポリシーです。

ようは何でもガチガチに縛りつけないということが大切だと思っています。

むしろちょっとしたわがままも言えない子供ってどうなのでしょう?

そんな環境で子供は果たしてのびのび成長できるでしょうか?

きちんと自律できる人間に成長できるでしょうか?

 

嘘や誤魔化しを言ったとき

これはどこまでを許容範囲とするかは人それぞれだと思いますが、冗談や笑ってすませることならいいです。

あとは子供のそのときの気持ちを思うと「まぁ嘘もつきたくなるか〜」といったときです。

そういうときは叱りません。

ここら辺は上手く説明が出来ませんが、この嘘は許せる、この嘘は許せないってありますよね?

嘘を付くのは決して良いこととは言えません。

自分を偽り他人を偽る嘘や誤魔化しは親として決して許容できないことです。

ただし人間は誰も完璧ではありません。

それは親自身もそうですし、学校の先生だってそうですし、ましてや子供自身なら尚更です。

その嘘や誤魔化しが、一時の気の迷いや、ついつい口から出てしまったことであれば、それをくどくど叱ってしまうのは少し大らかさが足りないかもしれません。

しかしあきらかに悪気があったり、人を大切にしないような嘘や誤魔化しはきっちり叱らなければいけないということです。

 

親がやってほしいと思うレベルは叱らない

上の方で書いた「親の価値観で叱らない」ということです。

とはいっても親だって機嫌が悪ければ怒るときもあるかもしれません。

ただ基本的には親の好き嫌いなどの基準では叱りません。

 

例をあげるとすると

  1. ご飯を食べない
  2. お風呂に入らない
  3. 寝ない
  4. 遊びをやめない
  5. 出かける時間に出かけない
  6. 何でもやりたがる

ちょっと適当にあげましたが、他にもあると思います。

このときでもわがままの度が過ぎた場合は叱りますが、簡単には叱りません。

最終手段でも叱りません。あくまでわがままの度が過ぎた時だけです。(たぶん)

じゃあこういったときにどうしているのか?

それは、あの手この手を使って頑張ります。私が。それか待ちます。

子供の様子を見ながらいろいろ試します。時には甘い言葉で釣竿を垂らし、時にはからかって機嫌を取ったり、何か興味の湧くものをいろいろ提案したり、です。

こんな親は甘々甘太郎かもしれません。

しかしここも私の譲れぬポリシーです。

なんでもそうですが、親の都合や自分自身の都合によって、他人(子供) を叱ることによって言うことを聞かすということが嫌いなんです。

これは自分の立場を逆にしてみればわかります。

私が小さい頃はよく親に叱られていましたが、子供の頃は理不尽に感じたことは多々ありますが、今になって思うと、やはりそれは「度を越えたとき」だったと感じます。

すぐに親の思い通りにいかないから叱るのではなく、叱らなければやるべきことをやらないときに叱るということです。

「いいかげんにしろ~!」とよく親は叱るかもしれませんが、それは「もう度を越えてるよ~」ということなのでしょう。

そういうことです。

 

最後に

逆に嫁さんは息子にはあれよこれよと厳しく接しています。

そりゃいつも一緒にいる嫁さんは私のようにそんな悠長なことは言ってられません。

それに息子を思って言っていることです。

こういった部分は夫婦でもスタンスが違っていてもいいのではないかと思うんです。

そんな嫁さんからみたら私は甘々と映っているかもしれませんが、あまりお叱りは受けません。(嘘ですたまにそれで喧嘩します)

 

私の子育てポリシーをまとめてみると、まず「親の力技では基本押し切らない」というところです。

危ない場面以外はです。

そして数回口で教えて後は自分で考えさせることです。

これは子供の自律を成長させる行為でもあると思うのです。

 

「そんなこと言ってたら日常やってられんわ!」

はい、ごもっともです。 

いつも大変な母親ならそうですよね。ほんとすいません。こういったことは父親の立場だから出来ることかもしれません。

それでも私はこの方針は譲れない部分であるのです。

そうです。私の親としてのポリシーであるのです。