もう40歳?まだ40歳?人生まだ半分です!
あなたは40歳になったとき何か感じたりしましたか?
もう40歳になった人、もう少しで40歳になろうとしている人、様々かと思いますが、40歳って結構何とも思わない人が意外と多いかもしれません。
20歳になったとき
年齢による人生の分岐点としては、やはり一番は20歳(ハタチ)の時ですよね。
20歳というのは義務教育も終わっていて、飲酒や喫煙など様々な分野で法律上「大人」として区分けされるようになります。
20代は一番人生を満喫できる年代かもしれません。
大人、自由、仕事、お金、遊び、恋愛、結婚と、歳を取って振り返ってみると、やはり一番輝いていたというか、一番満喫していた年代の人も多いかと思います。
私は10代が一番楽しかったですけどね。
30歳になったとき
続いて30歳となる分岐点はどうでしょうか?
私の場合は、29歳になったときが一番気持ちがブルーになりました。
すぐに開き直りましたけどね。
自分では年齢ぐらいで落ち込んだり、気にしたりなんて感じることはないと思っていたのですが、この29歳の時は妙に歳を重ねたことを思い悩みましたね。
悩んだというよりショックを少なからず感じた自分にビックリです。
少しだけですけどね。
なぜ29歳かというと、30歳リーチですからね。
「やべっ!俺も30歳だぜ・・」
「もう30歳?」
その分、逆に30歳になったときは何とも思わなかったから、一年早く実感しただけでした。
世の中の多くの人は、やはりこの30歳の境に一番ショックというか、歳を取ったことを感じるそうです。
30代といえば、周りを見渡せば、仕事はそれなりに成果を上げて昇進・出世している人もいることでしょう。
20代までは何となく若い部類に入っていて、何となく責任や結果から逃れていた人もいたかもしれませんが、30歳を超えるとそうも言っていられなくなりますよね。
何となく自分自身がそう感じてしまうんです。
結婚や出産・子育てなんかもそうです。
色々と家庭や子育てに追われて、大変ながらも幸せそうな人も多くなってきているでしょう。
20歳は何となくエレベーター式のように自然と大人へと段階を踏むことが出来ました。
そうです。
20歳は誰もが自然と大人へとなれるのです。
しかし30歳はどうでしょう?
日常は大して変化はありません。
法律上何かが可能になるわけでもありません。
30歳になったら昇給するわけでも、出世するわけでも、彼氏・彼女が出来るわけでも、結婚できるわけでもありません。
表面上は何も変化がないのに、なぜか心の気持ちが微妙に変わる。
30歳になると歳を取っていることを感じるようになります。
心の面が微妙にザワザワしてきても、すぐに心の持ちようが付いていけるわけではありません。
そんな時、人は不安や焦りなどのストレスを感じるようになります。
その不安や不満、焦りなどをどのように乗り越えるか、またはどのようにさばくかによって、その後の10年間が変わってくるかもしれません。
40歳になったとき
40歳になると、もしくは40歳間近になると思うことが、30歳の時なんてまだまだ若かったよな~ってことです。
人はなんて都合の良いように出来ているんでしょう。
でもこれはしょうがないですよね。
あくまで人の思考というのは、その時点が基準となります。
40歳にもなると、正直自分の年齢なんてあまり気にしなくなる人もいますが、私もその類の人間でした。
これは40歳になったその人それぞれで感じることもあるでしょう。
- あなたは今幸せですか?
- あなたは今仕事がありますか?
- あなたは今仕事が楽しいですか?
- あなたは今転職したいですか?
- あなたは今十分なお金がありますか?
- あなたは今収入がなくて不安ですか?
- あなたは今彼氏・彼女がいますか?
- あなたは今結婚していますか?
- あなたは今結婚したいですか?
- あなたは今離婚したいですか?
- あなたは今子供がいますか?
- あなたは今家庭が楽しいですか?
- あなたは今家庭が苦痛ですか?
- あなたは今人生が楽しいですか?
20代の頃は、まだ周りの人たちと横一線に近い環境だったかもしれませんが、30歳になり徐々に周りの同年代とも差が生まれ始め、40歳にもなると様々な周りの環境が本当に人それぞれになってくることでしょう。
仕事、転職、結婚、離婚、婚活、出産、不妊治療、養育費、マイホーム、ローン、親の介護、親の死、病気、ストレス、老後、などなど。
人によっては色々なことが起こりますし、たくさんのことが一気に襲ってきたり、環境が一気に変わってしまったり、そういう年代だと思うのです。
40歳になったからといって、特に思いをはせることはあまりないかもしれません。
しかし多くの人は思うでしょう。
「俺ももう40歳か・・・」
「私ももう40歳になっちゃったのね・・」
もう40歳?
それともまだ40歳?
40歳にもなるとそれなりに歳を取ったと感じますよね。
確かに40代にもなれば、体の機能や脳などは老化に向かっていると言えます。
しかし日本人の平均寿命を考えれば、40歳というのはまだ半分なんですよね。
でも半分だけど半分じゃない。
赤ちゃんから始まった若い頃の40年と、これからどんどん老いていく40年とでは、全く違う40年と言えるかもしれません。
出来ることが減ってきて、出来ないことが増えていく。
でも、でもですよ。
どんな環境になろうとも「40年」という期間は同じなんですよね。
成長期の40年だろうが、衰えていく40年だろうが、どちらも同じ40年なんですよ。
そう考えると、やっぱり人生の半分という意識が沸いてきますよね。
それに成長期の40年と、衰えていく40年という言い方をしましたが、そうではないですよね。
むしろ本当はもっと自由に好きなことをやっていい年齢ではないかと思うのです。
自由なようで不自由な学生時代や、何かと目上の顔色などを窺わなくてはいけない時代よりも、自立して知識や経験も増えて自由になるお金も増えているんですから。
もちろん家庭を支える立場の人や、マイホームのローンや、親の介護など、自由な時間もお金もない40代の人もたくさんいることでしょう。
しかしそのような縛りによって自分自身も縛ってしまうのか。
まだ来ない自分の未来に悲観して今を無駄に過ごしてしまうのか。
それともこれからの人生をもっと自由に楽しいものにするのか。
40歳を過ぎても新しい目標や趣味を見つけて、人生を楽しもうと考えるのか。
今現在の自分自身の心境次第で、40歳を過ぎていても、良くもなるし悪くもなります。
人間が不自由を感じるときというのは、実はそのほとんどが自分で自分を縛っているとも言えます。
しかし、人間とは自分が思っているよりも、実はずっと自由なのだと思います。
もし自由ではないと感じているのであれば、その原因は凝り固まった価値観と固定概念と他人の顔色を優先する弱さを持つ自分自身なのかもしれません。
人は、本当は自分が思っているよりもずっと自由なのだと思います。
責任はもちろんあります。
仕事の責任、親の責任、人としての責任。
それらは当然しっかり守ることは当たり前なんですが、それでも人はいくらでも自由に出来るはずなんです。
最後に
40歳は人生の半分です。
もう40歳ですか?
まだ40歳ですか?