空飛ぶ畳

日常の思ったこと、育児・子育や仕事のことなどつらつらと書いていきます。

「何をやってもうまくいかない」時は「何もしない」も選択肢のひとつになる。


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人の人生において、何をやってもうまくいかない、何をやっても裏目に出る、そんなときがきっとあるかと思います。

 

それは、2、3年に一度であったり、1年に何回もあったり、常にそうであったり、人によって様々なことでしょう。

中にはそんなことはまったく無いという人も居るかもしれません。

 

このような周期や頻度は別にいいのですが、この「何をやってもうまくいかない」状況に陥っているときに、それでも「何とかしよう」ともがき続ける人と、「まぁ何とかなるか」「とりあえず様子を見るか」などと状況を静観できる人が居ます。

 

これらはどちらが良い悪いというわけではなく、その人の状況や悩みの内容によって様々であることだと思います。あたりまえですね。

人によってはダメだろうと何だろうと「何とかしなければいけない!」場合もあれば、その悩みが解決しなくても日常に何の変化も来たさないのに、一人もがいてしまったり、などなど。

では、何をやってもうまくいかないときに、「敢えて自分の出来ることを頑張るのか」「あきらめてもがくのを止めるのか」という判断があるかと思います。

 

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それが自分の問題であれば出来ることを頑張る

こう言ってしまうと、当たり前と言えば当たり前なのですけどね。

「うまくいっていない」と思うその状況が、自分による原因なのか?、それとも自分以外(他人であったり時勢であったり等)による原因なのかによるということです。

 

例えば、

  • 勉強の成績が悪い
  • 仕事の成果も評価も上がらない
  • 人間関係、交友関係がうまくいかない
  • 子供が言うことを聞かない
  • 夫婦の関係が悪くなっていく
  • 収入が増えない
  • 借金の問題を抱えている

 

これらはあくまでも一例ではありますが、このような例の場合でも、その中に自分が原因のものもあれば、相手・他人が原因のこともあります。

 

ここで大切なのは、それが自分の問題なのか、自分以外の原因による問題なのかという切り分けが必要になってきます。

勉強や仕事の成果が上がらない場合、自分の努力が足りないのであれば、自分なりの出来る範囲でやはり努力をしなければ成果は上がりません。

人間関係・交友関係がうまくいかない、恋人が出来ない、結婚が出来ない、といった場合、自分が他の相手に対してどのような態度をとっているのか?、人にやさしくしているのか?、人に嫌な思いをさせていないか?、人として未熟な部分が多くないか? などを見直す努力も出来ます。

お金の問題であれば、無駄な浪費(無駄遣い)をしていないか?、もっと働けるのに趣味の時間を優先していないか?(フルタイムで働けるのにバイトやニートなど)、より良い環境へ転職するためにスキルを磨いているか?などもあります。

 

これらのように、自分で出来る努力(死ぬ気でやっているかという話ではなく極一般的な努力の話です)をやっているかというのが、まず前提にあるかと思います。

しかし、それでも何をやってもうまくいかない、もしくは一時は良くなってもすぐにまた元に戻ってしまうときは、きっと何をやってもダメなのでしょう。少なくとも今の自分にはです。

 

「何もしない」のも改善のための選択肢の一つ

さて、前置きが長くなりましたが、この記事で書きたかったことは、「自分は出来ることをそれなりにしている」もしくは「自分の努力は棚に上げて、自分に関係のないことを変えようしている」、しかし「今の状況を何とか変えたい」といった場合です。

このような場合は「何をやってもうまくいかない」ことが多いことでしょう。

 

結局何が言いたいかというと、「自分以外の要因」を変えようとしても無駄なことが多々あり、逆にドツボにはまってしまうことがあるということです。

 

仕事でトラブルばかり起きて何とか改善しようとするが、そもそもブラック企業並の社風が根本にあったり、トラブルメーカーが存在したり、景気や社会情勢に左右されてしまう時期であったりなど。

相手に問題があるにもかかわらず、何とか人間関係・交友関係を良くしようとあの手この手を使って良い関係を築こうとしたりなど。

大きくなった子供が親の意見を一切聞こうとせず、悪い道に入ってしまい、何とか公正させようとしても改善できなかったりなど。

夫婦間・家族間・恋人間・友人間の関係の悪化を改善しようとあの手この手を使って右往左往しても、すぐにまた関係が悪化してしまったりなど。

仕事の成果や評価を得るために、怪しいセミナーに参加してスキルアップを目指そうとしたり、安易に仕事の成果が出るという本を買い漁ったり、家族の為の収入アップが逆に家庭を顧みずに仕事人間になってしまったりなど。

 

今の何とか変えたい状況を、「何とかしよう」と努力することはとても大切なことであり、その努力が功を奏して花開くこともきっとあります。

すぐには結果が出ずともゆくゆくは実ることもあります。

ですので、一概に「何もしない」ということを 選択すべきと言うつもりはまったくありません。

 

ですが、この努力が、「無駄に終わるかもしれない」「すぐには結果・成果が出ないかもしれない」「今自分がもがいていることにより他の誰かに迷惑をかけているかもしれない」などといった、覚悟や先見(前もって先を見据えること)は必要なことかもしれません。

それが無くて、「とりあえず何とかしたい!」「早く何とかしないと!」「とにかく何とかなって!」という思いが強いと、うまくいかないスパイラルに陥ってしまうということです。

 

ありきたりなことかもしれませんが、ものごとがうまくいかないときは、一旦その問題から頭を離すことも有効です。

もしくは、うまくいかないその状況を何となく眺めているのも良いかもしれません。

その「何もしない」という行為により、新たに別の問題が浮き出てくるかもしれませんし、根本原因が隠れていられず顔を出すかもしれません。

人間関係であればその人(相手)の本性や別の側面が覗けるかもしれません。

逆にまったく別方向から新しいアイデアが生まれるかもしれません。

ということです。

 

長々と書いてしまいましたが、一言で言うと「慌てずに一旦落ち着きましょう」ということですね。