空飛ぶ畳

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「私はダメな人間」だと認めることで逆に自信も元気も出てくる。


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「自分に自信を持とう」とか「もっとポジティブ思考になろう」とか、そういう言葉はよく言われますし、このブログでもよく書いています。

しかし逆の視点で「私はダメな人間だ」ということを認めることで、逆に自信がついたり元気が出てきたりすることもあります。

 

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「私はダメな人間」だと思って余計にダメになる人

私はダメな人間だと思うなんて思いっきりネガティブな思考であり、ダメな人間だと思えば思うほど心が沈んでいったりします。

しかし、同じ「私はダメな人間」と思うにしても、その「思い方」「自分自身の捉え方」によって、それは真逆になることがあります。

それは簡単に言うと、「自分と向き合っているかどうか」によります。

自分自身と向き合うことなく、常に周りの誰かに向いている状態で、自分と他人とを比較することによってダメな自分を自覚する場合は、それはどんどんと落ち込むパターンです。

これは自分自身がどうこうと考えることはせずに、周りにどう見られているかを意識しているからです。

自分自身が本当にダメな人間だと自覚しているのではなく、周りを見て「きっと私はダメな人間だ」とか「おそらく私はダメな人間なんだろう」ということを勝手に思っているということです。

これでは自分自身に向き合うどころか、本来自分が頑張るべき目の前のことすらも疎かになってしまったりして、どんどん自信を失っていくことになります。

こういうタイプの人間の人は、周りから評価されれば自信を持ち、周りから批判されれば自信を失うという、常に周りに自分が振り回されているという状態であり、良いも悪いもその周りの環境次第ということになってしまいます。

そこに本当の自分自身が入り込む隙はあるのでしょうか?

それにこのようなタイプの人は、きっと「私はダメな人間」と表面上は思いながらも、内心は「そんなことない!」「私はダメな人間だと認めたくない!」と思っている場合が多いかもしれません。

ですので、その外面と内面とのギャップにより余計に落ち込んだりします。

まぁこれは一種のダメな自分を認めたくないという現実逃避みないなものです。

 

「私はダメな人間」だと自身で認めてみると気が楽になる

深層心理では「私はダメな人間だと認めたくない」とか「ダメな人間でないと誰かに言ってほしい」というふうに、表面上はわかっていながらも内面では認めたくない状態では、なかなか改善するきっかけはやってきません。

これはビリになるとわかっている競争のスタートラインに立ちたくないと駄々をこねているのと一緒です。

ではどうすればスタートラインに立てるのか?

どうすればビリでも良いから走り出すことが出来るのか?

どうすればダメな自分を認めることが出来るのか?

これはもう単純に「自分はダメな人間だ」と認めることだと思うのです。

そうすることで「失敗してもOK」「上手くいかなくてもOK」ということにするということです。

失敗しても上手くいかなくてもOKというのは、なんとも何がOKなんだ?という思いもありますが、初めから「ダメな自分」と思うことによって、その失敗などが「あたりまえ」になるからです。

  • 失敗しないであたりまえ
  • 失敗してあたりまえ

これはあくまで自分自身の思いの中だけの話ですので、どう思おうが自分の勝手です。

そして気持ちの上では前者と後者ではどちらが気が楽かというと、大半が後者だと思うのではないでしょうか。

これを更に言うと、

  • 失敗してもあたりまえ
  • 失敗しなければラッキー

という思考にもなれます。

失敗してもいちいち落ち込んだり気にしたりすることも減ってきます。

これはスタート地点の下方修正みたいなものです。

本来自分のスタート地点はもっと後ろにあるべきだという、自分自身としっかりと向き合った結果だとも言えますし、背伸びをしたり周りを気にして立っているスタート地点をしっかり修正するということです。

私も仕事などで上手くいっていない時期などは、このように思うことによって随分気が楽になることがあります。

但し注意すべきことは、私はダメな人間だからどうせ何やっても上手くいくはずがないと思いながら、目の前のやるべきこともおざなりになることです。

どうせやっても無駄だから・・

どうせやっても失敗するから・・

どうせやっても怒られるだけだから・・

開き直りと自暴自棄は違います。

開き直りと投げやりは違います。

そうではなくて、この考え方は「失敗しても良いから自分なりに出来ることをやろう」とか「上手くいかなくても気にしないで頑張ろう」ということですので、この辺を間違えないようにしなければいけません。

このように「私はダメな人間」と自分自身を認めることによって、気が楽になり、変に周りを気にすることもなくなれば、そこから逆に自信が付いてくることもあります。

先ほどの「出来なくてあたりまえ」「出来ればラッキー」という考えです。

スタート地点を下方修正することにより、「出来てあたりまえ」から「出来てラッキー」になります。

そうすると「出来る自分」と思えることも自然と増えてくるのです。

これは一つの考え方の違いだけの問題ですが、人間なんて心の持ちようで人生がガラッと変わるものです。

そうして「出来る自分」「自分にも出来た」という実績が積み上がっていくことにより、自分に自信がついてくるということです。

何かを成し遂げられたという実績に大きいも小さいもありません。

ただの考え方の違いだけです。

価値観というのは人によって様々ですし、他人の価値観を自分自身に無理に当てはめる必要もありません。

自分の価値観は自分自身だけのものです。

本来そんなのあたりまえのはずなんです。

 

ですので、もし今、仕事でも勉強でも家庭でも交友関係でも、上手くいっていなくて落ち込んだり悩んだり、自分に自信が持てないのであれば、一度「ダメな自分」を認めてしまって、開き直ってみて、そこから始めてみるのも良いかもしれません。