空飛ぶ畳

日常の思ったこと、育児・子育や仕事のことなどつらつらと書いていきます。

子育てにしろ新人教育にしろ、人への教育は自分が相手の身になって考える。


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小さい子供の子育てにおける教育、会社などの新人や部下における教育、これは相手の年齢や人生経験の差は当然ありますが、教育する側からしたら実は同じことだと思うのです。

 

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子供の教育、大人の教育

小さい子供の教育と、大人に対する教育は、当たり前のことですが、教える要素や教え方は異なります。

小さい子供であれば、当然言葉の理解力が乏しいですから、難しい理屈なんかで説明できません。

やっていいこと、やってはいけないことを徐々に教えていき、子供の成長具合に合わせて更に教えていくことや教え方を変えて行きます。

言葉で理解できないときは、ときによっては叱ったり褒めたりして、親の表現や態度によって一歩ずつ教えていきます。

逆に社会人などの大人の場合は、一般社会の常識であったり、属する会社の仕組みや方針、仕事のいろはなどを教えていくことでしょう。

 

小さい子供と大きな大人。

これらは教えるべきことや教え方などは異なることが多々ありますが、自分が自分でない誰かに何かを教えていくという行為は、まったく同じです。

 

誰かを教育するということ

教育者は偉いわけではない

教育といった、教育を受ける側と教育する側では、どうしても必然的に上下関係が成立してしまうように感じますが、別に教育者が偉いわけでもすごいわけでもありません。

あくまで人間性としては対等であり、ただ教育する側面に対して知識に優越があるだけです。

ですので、その優越した知識に対して、相手にそれらを教えていくだけのことです。

それらは、単なる知識、常識、価値観、考え方、など多岐にわたるかとは思いますが。

 

相手の立場を考えて教える

子供だろうが大人だろうが、人と接するときは時と場合によっては相手の立場になって考えることが基本にあります。

もちろんいろんな人が居ますから、なんでも相手に合わせてばかりいるわけにはいきません。

なんでも相手に合わせるわけにはいきませんが、相手の立場になって考える、相手の身になって考える、ということが大切だということです。

こういった相手の立場を考えずに、自分の価値観だけを押し付けたり、世間一般的に良いと言われていることを植えつけようとしてもダメだということ。

 

「こういうこと言ったら相手は気分を害するだろうな~」などと思っていても、やはり言うべきことは言わなくてはいけません。

ただ、そういったことを相手の立場になって考えて言うのと、相手のことなんか意に介さずに言うのとでは、言い方や伝わり方にやはり差が出てきます。

もちろん相手の気持ちや価値観など1~100まで理解できるわけはありませんが、理解しようとする努力は教育者には必要ではないかと思います。

 

 

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自分が言われて嫌な言い方はしない

さて、よくわからない前置きが長くなりましたが、要は教え方や言い方に対して、相手への配慮を意識しましょうということです。

これは小さい子供でも大人でも一緒です。

所詮教える側もちっぽけな人間ですから、自分の分をわきまえるというか、自分の価値観以上のことを相手に教えることなんて無理があります。

どんなに偉そうなことを言っていても、自分自身の言動が伴っていなければ相手には伝わらないし、相手だってしっかり見透かしています。

それは小さい子供だってきちんとわかるものです。

 

では、相手の立場になって教えるということはどういうことかというと、「自分が自分に言われたらどう思うか?」ということを考えるということです。

 

相手が小さい子供であれば、

「何度言ったらわかるの!」

「いいから早くしなさい!」

「もっとお友達と仲良くしなきゃダメでしょう」

「そんなことしたらダメでしょう」

「・・・(無視)」

 

相手が大人であれば

「なんでそんなことが出来ねぇんだ!」

「さっき教えただろう!」

「自分で考えろよ!」

「メモとれよ!」

「・・・(無視)」

 

先ほども書きましたが、もちろん言うべきことはしっかり言うしかありません。

どんなに相手の気分が害されようと、ここは言うべきだなと思えば心を鬼にして言うしかないことも多々あります。

しかし、そんなこともあまり考えずに一方的に言っているのであれば、それには注意が必要です。

 

ここで一呼吸置いて、もし「自分が自分にそんな言い方をされたら・・・」と考えてみます。

すると、

「なんかむかつくわ~」

「あ~も~うるさい!」

「自分だって人のこと言えんのか!」

「何言ってんだこいつ・・」

ということが多々あります。私はよくあります。

くどいようですが、そう思われても言わないといけないときは言わなければいけません。

が、自分の言動が伴っていなければ言っても逆効果なんですけどね・・

ただ、「自分の言い方で自分がもし同じことを言われたら・・・」という相手の立場になって考えるだけで、教え方や言い回しなどの言い方が変わってくるかと思います。

場合によっては敢えて言わないという選択も出来ます。

何も言わないということも立派な教育のひとつですから。

 

上でも書きましたが、教育という教わる側と教える側では、必然的に上下関係が成り立ってしまう部分があります。

特に教わる側はやむを得ない立場ではありますが、教える側は勘違いに注意する必要があります。

上下関係は確かにありますが、その上下関係と教育は別物だということです。

 

相手の立場になって、

「自分もし上から一方的にガミガミ言われたら・・」

「自分の言い分も聞いてもらえなかったら・・」

「口を開けばうるさく言われたら・・」

「妙にいつも偉そうにされたら・・」

自分だったらどう思うか?

教育する立場になったらなおの事、このように自分自身を見直すということは、とても重要なことなんだと思います。