空飛ぶ畳

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「後悔先に立たず」やり直しが出来るものと出来ないもの


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「後悔先に立たず」という誰でも知っているのかどうかは知りませんが、そんなことわざがありますね。

 

 

「後悔先に立たず」の意味

”後悔先に立たず”とは、

「すでに済んでしまったこと、終わってしまったことに対して、後から後悔してしまうこと」ですね。

つまり後悔とはその文字通り「後になって悔やむ」ことであり、先(前)には戻れないし、また先(前)には発生しないことでもあります。

 

「あ~あの時なんであんなことをしてしまったのか」

「あんなこと言わなければよかった」

「あの時に止めておけばよかった」

「あの時にもっとやっておけばよかった」

といった後悔は誰しもが思っていることでしょう。

 

そんな後悔に対して、「いくら悔やんでも過ぎてしまったことはもうどうしようもない」といった意味や、「後悔しないように事前に十分に注意をして決断する」という戒めなどを意味することわざです。

 

 

済んでしまったことは悔やまない

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「後悔先に立たず」といっても、誰しもが後悔しないような生き方なんて出来ないことでしょう。

人は誰しも「経験」によって学ぶことが多いです。

その経験によって「失敗した」「成功した」といったことが後になって学べることが多々あります。

つまり経験をしないと、それが「失敗」か「成功」かが判断できない場合があるということです。

誰々にとった態度・言動によって、相手または自分が傷ついたことによって人の気持ちがわかるようになる場合もありますし、何かにチャレンジしたことによってそのやり方が失敗だと気づくこともできます。

 

そもそも「後悔先に立たず」という意味どおり、済んだことはどう騒ごうがどうしようもないけれど、その後悔をプラスに変えるかマイナスに変えるかが、その後の人生の分かれ道になるかもしれません。

こういったことは、頭ではわかっていてもついつい後ろに引きずってしまう人がいることでしょう。

私なんかもしょっちゅうつまらないことで「あ~あんなこと言わなきゃ良かった・・」などと尾を引くことがよくあります。

 

後悔の念に対してその大小は人それぞれでしょうけど、しかし俗に言う成功に進む人とそうでない人との差は、きっとこのような後悔に対しプラスとするかマイナスとするかの習慣にあるのではないでしょうか。

ほんの些細な後悔でも、その後の気の持ち方の習慣によって大きな差が生まれるのではということです。

ついついクヨクヨとしてしまう人にとって、「過ぎてしまったことはしょうがないよ」などと言ってもあまり効果はありません。

やはり自分自身で「後悔をしない」といったことをきっちり習慣化していくことが大切です。

そのためなら自分を誤魔化しても別に良いでしょう。本当は後悔していても「別に・・してないし」ぐらい思っておけば。ただし反省は必要でしょうけどね。

 

「やらずにする後悔」と「やってする後悔」

よく「やらずにする後悔」と「やってする後悔」という考えがあります。

これらは基本的には「やらずにする後悔」の方が強い後悔という意見が多いようです。

それはなぜかと言うと、やはり「やってする後悔」というのは、例え失敗してもそれは経験になり自分の財産になるからです。

逆に「やらずにする後悔」というのは、やろうかどうしようか迷う時間は浪費しつつも、結局やらなければなんの経験も得られないし、自分の財産にならないからということでしょう。

しかし、そうは言っても「やってする後悔」だって、上で書いたように自分のプラスの経験として得られなければ、それはただただつらい過去になるだけです。

 

結局、人間なんて勝手なものですから、そのチャレンジが上手くいけば「やって良かった」になりますし、失敗して取り返しがつかなければ「やらなければ良かった」になるだけなのです。

だから「やらずにする後悔」と「やってする後悔」どちらが良いかなんていうのはきっと愚問なのかもしれません。

 

後悔しないように先を考える

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「後悔先に立たず」とならないようにするには、やはり後先をしっかり見据えないといけません。

  • それをやった後のパターンを出来るだけ想定する
  • 今までの経験や知識を見据える
  • 人の意見に耳をかす
  • 経験者の意見を取り入れる
  • しっかりとリサーチする

やりたいことの大小にもよりますが、これらのことは出来るだけ実行することが後悔しないことにつながります。

私の中ではどれも重要に思いますが、その中でも一番上の「それをやった後のパターンの想定」が特に重要かもしれません。

むしろそのために、下の4つがあるようなものでしょう。

というのも、この想定の広さがなければ、結局は他人の意見も蔑ろ(ないがしろ)にしてしまいがちになるからです。

 

例えば、「勉強をしなかったら」「離婚したら」「浮気したら」「会社を辞めたら」「誰かにケンカを売ったら」「タトゥー(刺青)を入れたら」何でもかまいませんが、もしそれをしたら、もしくはしなかったらどうなるのか?
どんなパターンが発生しえるのか?

そういった想定をどこまで広げられるかがポイントになってきます。

それらを洗い出した上で、それでもやってみたいのであればチャレンジすべきだし、そうでなければ止めるべきことなのでしょう。

この判断はもちろん自分自身しかわからないかもしれないし、最終的には自分で決めることです。

他人を巻き込んだ無責任さがなければですが。

 

やり直しが出来るものと出来ないもの

「後悔先に立たず」で失敗しないポイントとしては、他にも「やり直しが出来るもの」と「やり直しが出来ないもの」で判断することも出来ます。

 

例えば上で書いた中で、「離婚」や「タトゥー(刺青)」などは、そう簡単にやり直しがきくものではないかもしれません。

話は少し変わりますが、この「離婚」や「タトゥー(刺青)」などといったものは年々増加していると言われていますが、その分「後悔」する人もかなり多いようです。

 

逆にケースバイケースかもしれませんが、「勉強をしない」「会社を辞める」「転職する」「趣味を広げる」「新しいことにチャレンジする」などといったことは、失敗してもやり直しが出来る場合もあります。(そういう意味では離婚もそうかもしれませんが)

 

つまり何が言いたいかというと、やり直しや再チャレンジが出来るものはどんどんやってしまった方が良いということです。

もちろんしっかりと先々を考えた上ですが、そういったことをしないと、上で書いた「やらずにする後悔」につながってしまうからです。

逆にそう簡単にやり直しが出来ないこと(取り返しがつかないこと)に対しては、十分慎重に検討した上で判断すべきということですね。

 

 

といってもそう単純に割り切れることばかりではありませんが、少なくとも「後悔先に立たず」といった後悔するようなことは、出来るだけ避けたいものです。

 

どちらにしろ人生は一回キリですから・・・

後悔はなるべくせずに、または後悔してもそれをバネにして飛躍したいものです。