「イライラ解消法」相手に期待するのを止めてみる。
人生において「悩み」もうそうですが「イライラ」というのも常に付きまとうやっかいな感情の一つです。
誰だってイライラなんてしたくないし、イライラしても良いことなんてないのはわかっていてる。それでも勝手に湧き出てくるほんと厄介なやつです。
イライラ解消法として、世間ではさまざまな手段が紹介されています。
イライラ解消法
<一時的にイライラから離れる>
イライラとは「怒り」と同じ感情でしょうか。
イライラでも怒りでもいいのですが、それらの感情というのは一時「我慢」をすればやがて治まってくると言われています。
瞬時にイライラが治まるイライラ解消法としてよく言われていますが、イラッときた感情に流されないように、「違うことを考える」「その場を離れる」などで時間を稼ぐことにより、イライラ(怒り)が治まってくるということですね。
<運動や掃除などで体を動かす>
運動など何でも良いのですが、体を動かすことにより、頭では余計なことを考えなくなります。体を動かしている間は「体を動かす」ということに専念しているため、熱中すればするほど余計な雑念は頭に入ってこなくなります。
掃除も体を動かすという意味では同じですが、「モノを片付ける」「部屋がきれいになる」といったサッパリ感やすがすがしさにより、更に頭もスッキリして気持ちいい気分になるものです。
イライラ解消法としては、私はこれらが一番おすすめです。
<リラックスをする>
イライラしているときにリラックスをするというのは、なかなか難しいものがあるかもしれません。
ですが、自分の一番心が落ち着く方法で、まずはリラックスを心掛ければ、徐々にイライラは治まってきます。
例えば「寝る」「音楽を聴く」「ゲームをする」「カラオケに行く」「おいしいものを食べる」などなど。
イライラ解消法というよりは、ストレス解消法といったところでしょうか。どちらも同じ意味合いではありますね。
さて、他にもいろいろとあるかと思いますが、これらのほとんどは「イライラしてからの解消法」という感じです。
しかし、出来れば「イライラ」すらしたくないですよね。
「イライラした後に」ではなく「イライラする前に」何とかすべきなのが最良の「イライラ解消法」ではあります。
相手に期待するから反動でイライラする
「イライラ解消法」というのとは少し違うかもしれません。
そもそもなぜ人はイライラしてしまうのかというと、自分の「希望する」「求めていること」を無意識だとしても「期待」してしまっているがために、その期待と違ったものが返ってくると、落胆したり裏切られたと感じたりしてしまい、イライラ感情が沸き起こってしまいます。
イライラするというのは、一見相手側に問題があるように見えますが(実際にあるのかもしれませんが)、実は自分が「勝手に期待」している部分もあります。
- もっと自分に同調してくれるかと思った(してほしかった)
- 自分の大変さや苦労、悩みをわかってほしかった
要は自分の「思い通り」にことが運んでほしかったというところがあります。ことの良し悪しは別にして。
自分の思いと相手の思いのギャップが大きければ大きいほど、イライラは増えるものです。
であれば、初めから「相手に期待するのを止める」ことをすれば、自分と相手とのギャップは生まれない(もしくは少なく済む)ですから、イライラもしなくて済むといったところです。
「期待はしないけど、自分の希望にそった結果が返ってくればもうけもの」
この程度に考えられれば、きっとストレスを感じることも減っていくはずです。
仕事などでも、上司からの自分の評価は「大して高くないだろう(大して見ていないだろう)」ぐらいに思ったり、仕事に対しても「どうせまた難癖つけて文句を言ってくるだろう」ぐらいに思っておけば良いのです。
小さい子供の子育てにもイライラはつきものですが、「これを注意したらイヤイヤが始まるんだろうな」、「また今日もお風呂を入ってくれないんだろうな」などと、ダメで元々という考えをもっていることです。
これらは一見「ネガティブ思考」にも思えますが、そうではなく、相手に期待せずに「明るく」今自分の出来ることに集中するということです。
そこに「結果」は求めないということですね。
「結果」=「自分の求める期待」となります。
「イライラ解消法」ではなく「イライラしないための方法」ですね。
そうはいっても難しいことかもしれませんが、「相手に期待しない」ということが出来れば、自分の確固たる自信にもつながるし、イライラ解消どころか、人間性の幅として大いに得るものがあるかと思います。