愚痴を聞いてくれる人が一人でもいれば仕事は頑張れる
仕事において、結果や評価、人間関係が順調であれば、さほど愚痴なんて出ないかもしれません。
しかし、仕事が常に順風満帆であることはありえません。
そんなとき、少しも愚痴れない、愚痴る相手がいない、なんて状態はなかなか辛いものがあります。
さて、先日は「愚痴ばかりを言う人とは無理に付き合うな」的な記事を書いたばかりですが、今日の記事はまた違った側面の愚痴の話です。
自分の憂さ晴らしばかりを優先して、愚痴ばかりをこぼす人というのは、聞きて側の心境なんて気にしないものです。
そんな相手にいつまでも付き合って愚痴を聞いていると、気分的に不愉快にもなってくるし、暗い影響を受けて自分まで落ち込んできたりします。
自分を守るために、愚痴の多い人とは無理して付き合う必要はないという前回の記事でした。
前回記事は極端に愚痴や文句が多い人に対する対処ですが、そうはいっても仕事においてちょっとした愚痴を吐く人が居ないというのも、これまた辛いものです。
悩みや愚痴を聞いてくれる人がいれば頑張れる
入社当初で仕事にまだ慣れていない時期や、仕事が上手くいかないとき、人間関係が上手に構築出来ずに孤独であるとき。
そんなときに「一人でも」自分の悩みやちょっとした愚痴を聞いてくれる人がいれば、それだけでも仕事が頑張れたりするものです。
しかし、愚痴や悩みを聞いてくれる人が一人もいなかった場合、そして仕事も上手くいかず怒られてばかりであれば、精神的にも参ってきます。
まさに逃げ場所がない状態かもしれません。
精神的に弱すぎたり、甘ったれであったり、挫折しやすい人というのも、それはそれで問題です。
しかし、どんなに精神的に強い人であっても、仕事がいつも上手くいくとは限りません。
失敗することもあれば、落ち込むこともあります。
そんなときに、愚痴や悩みを少しでも聞いてくれる人がいれば、なんとなく気持ちが落ち着き、改めて仕事が頑張れたりします。
私自身も今までやってきた仕事の中で、愚痴を吐かずに頑張れたことなどありません。
きっと上司であれ社長であれ、誰でも同じであるはずです。
仕事を頑張りながら、ときには愚痴を吐き、そうしてお互い人間関係が深まることもありますし、切磋琢磨していくこともあります。
もし一人でも今の仕事場に、仕事の愚痴や文句を言い合える人がいるのであれば、その相手と環境に感謝を思うのも良いものです。実はとても恵まれているのかもしれません。
そして逆に、周りの同僚、新人・後輩、ときには上司などで、一人で悩みや問題を抱えていそうな人がいれば、さりげなく話を聞いてあげるのも良いかもしれません。
いざというときに、自分を助けてくれたり、自分の愚痴や悩みを今度は逆に聞いてくれるかもしれません。
「もちつもたれつ」です。
そういう職場であれば、他に不平不満があるにせよ、きっと恵まれた良い職場の一つであるのだと思います。