いつまでも若いと思っていると危険!自分の老いを自覚してみる。
「いつまでも、若いと思うな、このからだ」
人は自分の人生を振り返ったときには、「あ~あの頃からこんなに月日が経ったのか」などと思いますが、日々の生活の中では「現在」が継続中なだけであり、年老いていく自分のことはなかなか意識できません。
何か失敗をやらかさないと自覚しない
現在私はアラフォー年代でありますが、最近は日常のいつもと違う体の動かし方をすると、妙に自分の体が使いづらいと感じます。
- 何気なく上げようとする腕が上がらない
- 歩いていてつまづいたときに素早く次の足が出ない
- 子供とじゃれて遊んでいると体がつる
- 背中を手で掻こうとすると腕と背中がつる
- たまにやる筋トレがかなりつらい
- 運動した記憶がないのに筋肉痛がやってっくる
まぁ単なる運動不足ということもありますが、その運動不足の影響が大きくなってきました。
先日、通勤で電車に乗るときに、見知らぬお婆さまが「駆け込み乗車」をしようとしてました。
見るからに歩くのも大変そうなお婆さんは、何とか飛び乗ろうと必死に走りましたが、ドアから3歩ほど手前の時点でドアが「プシュー」と閉まってしまいました。
しかしそのお婆ちゃまは止まることなくドアに激突。
約2mほど後方に吹っ飛ばされてしまいました。
周りの人に救助されながらも大した様子ではなさそうでしたが、「ずいぶん無茶するな~」と思ったものです。(私は少し遠めにいました)
※駆け込み乗車はお止めください!
さすがに中年と高齢者では、体の老いの自覚は異なると思いますが、このおばばさまはきっと乗れると思ったのでしょう。
しかし、乗れないどころか数歩手前でドアが閉まったにもかかわらず止まることもできませんでした。
さて、年老いて何かをやらかしてしまう事故として多いのは車の事故でしょうか。
- アクセルとブレーキを間違えた
- 高速道路を逆走した
- 判断スピードが遅くて衝突
決して高齢者だけの事故ではありませんが、やはり昔はできた判断が、脳の老化によって判断が鈍くなってくるものです。
他にも高齢者に限らず、昔と同じようにスポーツをすれば、やれ捻挫だ、やれ肉離れだ、やれギックリ腰だ、などとのた打ち回る結果になることもあります。
人は、このように多少痛い目をみて初めて自分の体の老いを感じるのかもしれません。
しかし、ことが自分だけに及ぶ分には構いませんが、他人を巻き込んでしまえば、自分の体の老いに落ち込むだけでは済みません。
少しは意識して無理やり自覚してみる
自分で自分の身体の老いを自覚するのはなんとも切ないものです。
私も含め多くの人は、いつまでも20代、30代のままと思っているかもしれません。
しかし、10年前の身体と同じわけはありません。
一定の年齢を過ぎれば誰もが老いていくわけです。
上の記述で、何かしらの事故が自分だけでなく他人を巻き込んだら大変だと書きましたが、正にそのとおりだと思います。
- 交通事故で同乗者含め他人を巻き込んでしまったら
- 階段やエスカレータなどで他人を巻き込んで転げ落ちてしまったら
- 孫(小さい子供)と遊んでいて怪我をさせてしまったら
- 無茶をしたばかりに怪我や入院などしてしまったら
※あくまで年齢的老いが原因の場合の話です。
自分が年を取って老いていくのはなかなか自覚が難しいですし、無意識に避けているのかもしれません。
(私は間違いなく自覚しないよう避けています)
しかし、やはり心のどこかには「老い」に対する意識を忍ばせて、徐々に自覚していくことが必要なのかもしれません。
最後に
老いの流れをゆるやかにするためには、やはり適度な「運動」、「生活習慣」、「脳の活性化」などのケアが必要ですよね。
肉体的にも精神的にも若いときの状態をいつまでも保とうとするのはとても大事であり、その努力はすべきだと思います。
でも「自惚れ」や「勘違い」「現実逃避」などには要注意です。