空飛ぶ畳

日常の思ったこと、育児・子育や仕事のことなどつらつらと書いていきます。

「親離れ出来ない子供」というより「子離れ出来ない親」なんだろうね。


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「親離れ出来ない子供」が年々増加傾向にあるとは言われています。

30歳前後、40歳過ぎても親元を離れることなく(理由もなく)、自立も出来ずに親に甘えている人や、結婚しても必要以上に親に甘えっぱなしなどなど。

しかし、このような家庭は、得てして「子離れ出来ない親」も存在しているものです。

 

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子供の「自律」の成長

必ずしも「親離れ出来ない子供」=「子離れ出来ない親」のセット、というわけではないとは思います。

人間の成長本能として、「自律」というものが備わっているかと思います。その「自律」の成長により、徐々に「自立」へと行動が伴ってくるのではないかと思っています。

「自律」:他からの支配や制約を受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。

「自立」:他への従属から離れて、独り立ちすること。独立。他からの支配や助力を受けずに存在すること。

どちらも「独り立ち」「自身の確立」といった意味では似たような意味合いをもつかと思います。

 

さて、子供は赤ちゃんの頃は親の手助け無しには生きていくことが出来ません。

徐々に言葉を覚え、思考力・表現力が成長してくると「自律心」が芽生えてきます。

良し悪しは別にして、自分の考えを主張し、自分成りに考えたことを「正」とする思いが強くなってきます。

イヤイヤ期もその一つですし、保育園・幼稚園と進むと言葉が生意気になってくるのも自己主張の一つかと思います。

これらの自己主張とは、子供が「自律」「独り立ち」していくための、成長過程です。

 

 

「子離れ出来ない親」親が子供の自律を邪魔している

子供の「自律」「独り立ち」の成長に対し、嬉しくも思い、生意気でムカムカ・イライラすることもありますが、その程度のことは別にどうでもいいことです。

子供の成長は親が思っているよりもずっと早いです。

その子供の成長に気付かず、もしくは目を逸らし、「いつまで経っても子供は小さい子供」「自分(親)が世話をしてあげないと・・」という思いが強い親御さんが居ます。

 

いつまで経っても自分(親)が付いてあげて、アレコレ世話をしてあげないと「ダメ」なんだという思いです。これらは無意識でそうしている人も居ます。

 

「親がきちんと世話しないと子供は成長しない」

「親がきちんと教えないと子供が道を外すかも」

「子供の思考は常に未熟だから親が正してあげないと」

これらは一利道理もありますが、子供の「自律」を妨げてしまっていることが多々あります。

また、子供の成長の補助と言いながらも、「子供にとっていつまでも必要とされていたい」という願望や思いが強い人も居ます。

これらは一種の子供依存症ですね。

 

結果的にいつまで経っても子供に口うるさく言い、子供の主張を否定し、子供の成長を妨げていることになります。

これらは半ロボット人間の育成です。

 

 

「親離れ出来ない子供」の出来上がり

親の役目は、子供の「自律」「自立」が全てだと思っています。

しかし、その親自身が子供に依存し、子供を骨抜き人間にしてしまった結果、「親離れ出来ない子供」を作りこんでしまいます。

そして二十歳を過ぎ、30歳、40歳近くの年齢になって、そこで初めて子供の「自立」を促しても、時すでに遅しです。

子供も良い歳だし、親もいつまでも子供の面倒なんて見切れません。

そこで「そろそろ自立して!」なんて言っても簡単にはいきません。

また、例え子供が結婚して自立していたとしても、自分の家族、伴侶よりも親の意見を優先にしたり(必要以上にという意味です)、別居や離婚で「簡単」に親元に戻ってきたりなど、そのようなケースが多いことかと感じます。

子離れ出来ない親というのは、このようなケースでも喜んで子供を受け入れることもあります。もちろんDVや止むを得ない事情があれば別ですけどね。

 

 

全ては親の依存症と過干渉

私の知り合いにも、小学生や中学生といった年頃の子供に対して、やたら干渉する親がいます。

大袈裟でなく、まさに「箸の上げ下ろし」にも口をはさむような感じです。

見ていると、まるで幼稚園ぐらいの子供に対する接し方のようです。

つまり、その親にとっては、子供はまだ幼稚園児ぐらいにしか見えないかのようであり、また子供は、少し大袈裟にいうと幼稚園児のような振る舞いです。

親が子供をいつまでも幼く見ていると、子ども自身も精神的に幼い感じのままになってしまうのです。

正に子供の成長を遅らせてしまっているのです。

これは完全に子供の「自律」を妨げています。

そして思春期など大人としての自覚が芽生えてくれば、いつかは爆発してしまうかもしれません。

 

これは私の知り合いの家族の話ですが、実際に「親離れ出来ない子供の親」というのは、このように子供への「過干渉」と子供への「依存症」が原因です。

「親が子供なしでは生きていけない」

そのような依存心が、程度の差はあれど、あるとすれば、それはもしかしたら「子供の自律」の妨げをしているかもしれません。

 

 

子供は常に成長していることを意識する

大人になれば、これといって目立つような成長をすることはなくなってきます。

しかし、子供は毎日、日々成長をどんどんしていきます。

その意識が無い、もしくは薄いと、子供の成長サインが見落とされ、いつまで経っても子供を子供扱いしてしまうかもしれません。

子供は、2歳~ぐらいから自己が芽生えてきて、3~5歳から自立の傾向が出てくると言います。

そのように考えると、親はこのぐらいのまだ小さい年齢のうちから、「子離れ」の準備を気持ちの中だけでも持っておく必要があるのかもしれません。

 

上でも書きましたが、子供に対する親の役目は「自律」と「自立」だと思っています。

それらの妨げになる行為は、子供の邪魔をしているとしか言えないのかもしれません。

 

 

最後に

いろいろ書きましたが、親離れ子離れの対処は、ケースバイケースであり、その家族によって様々に異なるかと思います。

同じ家族内でも、兄弟、姉妹など、子供によっても様々かと思います。同じ家庭で育っても性格なんてみんなバラバラですからね。

ただ、親が「子供の親離れ」「親の子離れ」を意識(注意)しているだけで、それらの傾向やサインに気付きやすくなることでしょう。

あとは、その時の自分の判断にお任せするしかないでしょうね。

 

しかし「親の思うように子供は育たない」とは的を得た言葉です。