空飛ぶ畳

日常の思ったこと、育児・子育や仕事のことなどつらつらと書いていきます。

小学生にイスラム国で殺害された湯川さんの遺体画像を見せる。名古屋小学校5年生。


スポンサードリンク

 

ちょっと信じがたい今日のニュースの話です。

小学校の授業で、先日「イスラム国」(ISIL)によって殺害された「湯川遥菜さん」の首切り画像を「無修正」で子供たちに見せたという。

 

通常の自然死による遺体などでも(わざわざ見せるのは)もってのほかである。

それが大人でも目を背ける「首切り残虐遺体」を小学生に見せるというのは、常識の無い信じられない神経としか言いようがないです。

そんな大人が、寄りによって「小学校の教諭」です。

 

残虐遺体を見せた動機

「報道のあり方を考えるとともに、命の大切さに目を向けさせたかった」

このような理由です。

命の大切さを教えるのはとても大切です。

テロという許しがたい行為に対して、どのように教え、どのように向き合うのかを教えることも大切です。

ありのままの「現実」をそのまま伝えることも大切なことです。

 

しかし、残極で非道きわまりない行為と、命の尊さを教えるために、「首切り遺体」を子供に見せるのは、はっきりいって異常ですよ。

あの遺体画像を見せれば、テロの非道行為と命の尊さの両方をいっぺんに伝えられると思ったのでしょうか?

 

より現実に近い映像を見せれば、より多くのことを感じることが出来ます。

しかし、このような事件や映像は、大人になったら目の当たりにする現実ではありません。

通常の人の死(自然死や事故死)に関して教えを説くのは良いと思います。

でも、わざわざ生々しい画像を見せなければ、子供たちは「死」というものをを感じられないのでしょうか。テロという非道行為が伝わらないのでしょうか。

 

大人であっても目を逸らしたくなる映像です。

それを子供が見た時に、トラウマなどのリスクが伴います。精神的にダメージを負う可能性もあります。

「死」というものに「誤解」を生ませる可能性だってあります。

 

教諭は「見たくない人は見ないでいい」と事前に付け加えたそうですが、これを付け加えれば、見た子供の「自己責任」を押し付けているのと同じです。

 

現実を伝えるのは良い、教えるのは良い、しかしこれは「やり過ぎ」です。