空飛ぶ畳

日常の思ったこと、育児・子育や仕事のことなどつらつらと書いていきます。

「相手の立場に立って考える」習慣を身に付ける。


スポンサードリンク

 

「相手の立場に立って考えるべき」とは、よく言われる言葉です。

言っていることはわかるし、大切なこともわかる。

しかしそれを実行することはなかなか難しい・・・ですかね?

 

f:id:himuka14:20150124022652j:plain

 

このような言葉は、商売をしている人や、教育者、親など、様々な立場の人たちでも共通して言われていることです。

そこには、商売(経営)を成功させることや、人として全うな人物に育てること、自己の成長を促すようになど、広い分野で用いられ、まるで成功者への道しるべのような感じもあります。

 

かの有名な自動車王と呼ばれた「ヘンリー・フォード」の名言にもあります。

 

”もしこの世の中に成功の秘訣があるとすれば、それは常に相手の立場に立って考えることの中にある”

 

<ヘンリー・フォード>

アメリカ合衆国出身の企業家、自動車会社フォード・モーターの創設者であり、工業製品の製造におけるライン生産方式による大量生産技術開発の後援者である。
フォードは自動車を発明したわけではないが、アメリカの多くの中流の人々が購入できる初の自動車を開発・生産した。

(中略)

安価な製品を大量生産しつつ労働者の高賃金を維持する「フォーディズム」の創造者である。
フォードはまた、消費者優先主義が平和の鍵だというグローバルなビジョンを持っていた。
体系的なコスト削減を強力に推進し、多くの技術革新やビジネス上の革新をもたらした。

<wikipediaより - ヘンリー・フォード

 

ヘンリー・フォードに限らず、多くの著名な経営者などは、経営の成功の秘訣の一つとして、または仕事をする上での心構えとして、「相手の立場になって考える」ことをよく唱えていますよね。

 

「相手の立場に立って考える」こと

「相手の立場に立って考える」ということは、何も経営や商売に限ったことではありません。

自己を高める意味でも、人生を少しでも豊かにする意味でも、当てはまることです。 

経営、仕事、学校、親子、友人、何でもそうですが、世の中は人との接点なくして渡っていくことは出来ません。

必ず常に人とのつながりがあります。

そして人は、常に何かしらの成功を目指したりしているものです。

それは、仕事の成功であったり、地位や名声、お金、恋人や結婚、やすらぎ、安心感、やりがい、楽しい趣味、求めているもは人それぞれ千差万別だと思いますが、何かしらの「良い方向」を目指さない人はいないはずです。

少しでも「自分にとって良くありたい」と思っているはずです。 

常に人と接していかなければいけない人生において、その中で少しでも良くありたい、豊かになりたいと思うのであれば、「相手の立場に立って考える」とは必須の条件なのかもしれません。

そして、その思いや行動力の大小によって、様々な結果に差が付いてくるのかもしれません。

 

相手の立場を「理解」しようとしない

「相手の立場に立って考える」といっても、相手に同調することではありません。

相手の気持ちを受け入れることとも少し違う。

ようは、相手の立場に立つといっても、それを「理解」することではないです。 

何が言いたいかというと、「理解」ではなく、とりあえず「考える」で十分だということです。

相手のことの「理解」が目的になってしまうと、上手く行かなかったとき、

「私は相手のことを理解出来ていなかったんだ・・・」

「良かれと思ったことが仇で返された・・・」

「せっかくあなたを理解して信頼したのに裏切られた・・・」

「こんちくしょー!」

などと思ってしまう人がいます。

そうではなくて、「考える」ことによって、

  • 相手は今どんな心境なのか?
  • 嬉しいのか、傷付いているのか?
  • 相手は何を望んで(求めて)いるのか?
  • 相手の何が不満なのか?
  • 相手はなぜそのように思っているのか?

などが徐々に見えてくるのではないでしょうか。

それを理解する必要性は特になく(理解してもいいのですが)、ただ観察して考える、です。

 

視野が広がり思いやりも生まれる

先ほど「理解」する必要はなく、「考える」だけで十分と書きましたが、「相手の立場に立って考える」ことが習慣されてくると、自然と「理解」も深まってきます。

先ほど書いた意味としては、「理解」が先にきて目的になってしまうと、上手く行かないことが多いと思っているからです。

さて、「考える」ことが習慣化されていくと、自分自身の視野が広がり、相手を思いやる心も育ってきます。知らぬうちに。

「相手の立場に立って考える」ということは、ある意味、相手の思考を「疑似体験」しているようなものです。

ですから想像力も豊になってきます。

そうなると、相手の考え方や気持ちもなんとなく理解することが出来て、相手に対して「寛容」になってきます。

自分の心が寛容になってくれば、

  • 相手を理解しようとする余裕が生まれる
  • 一呼吸置ける
  • 大事なことでなければ放っておける
  • イライラやストレスが減少する
  • 無駄な人間関係に悩まない

このようなことも増えてくるのではないでしょうか。

冒頭でも書きましたが、決して商売(仕事)だけに限らず、親や先生など教育者の立場でもよく言われるのは、やはり人間力(心)の向上が人生において大切だということなのでしょうね。

 

最後に

まぁ難しいと言えば難しいのでしょうか。

でも思い立ったら意識してみるでもいいのかもしれません。

人によっては、若い時は出来たけど、歳を取ると出来なくなってくる。とか、その時の心境によって出来ないこともあります。

しかし「理解」をしようとか、「結果」を期待する、というような思いがあると、なかなか持続出来ないかもしれません。

ただ「考える」だけであれば少しは習慣化出来るかもしれません。

 

「相手の立場に立って考える」

基本的には、多かれ少なかれ、人は皆このようなことは考えているはずです。

ただ「自分優先」の人も増えているような気もしますが・・・。もしくは何でもわかっているという勘違い系も・・・。 

世の中(社会)的にも、余計なことはするな・考えるな、損得勘定を優先しろ、といった風潮もありますので、相手の立場ばかり考えていたら、浮いてしまったり損ばかりしてしまう人も多いのかもしれませんね。

それでもやはり大切なことであり、成功の秘訣なのでしょう。