まずは子供とのコミュニケーション・信頼関係を大切にする。躾や教育はそれからでも遅くない。
人のコミュニケーション能力は、幼児時期(2~6歳?)のコミュニケーションが大切であるとかないとか言われています。
その真意はわかりませんが、私も同じ考えです。
なぜ大切かというと、やはり物心がつく年頃が一番「自分を出せる」時期だと思います。つまりこの時の年齢が「素の自分」に一番近いと思うからです。
この時期に子供と親の関係を築き、子供の思い、言いたいことをきっちり引き出すことが出来るか? そしてまずは親を通して人との信頼関係を築けるかが大切であると思っています。
とにかく子供と会話する
うちの息子はとにかく言葉をしゃべるのが遅かったです。
そういうこともあってか、とにかく私は子供との会話をたくさんしています。平日会社から帰宅した後、休日、息子と一緒に居る時は「常に」会話をするように心掛けています。
とはいっても、一人で何かに集中している時や、放っておいた方が良いと思った時は、むやみやたらに話しかけたりはしません。
- 会話なんて成立しなくても関係ありません。
- 何を言っているかわからなくても関係ありません。
- イヤイヤ期も関係ありません。
- 言い訳したり嘘をついたりしても関係ありません。
- しつこく止まらなくなっても関係ありません。
子供と一緒に居れば、とにかく常にコミュニケーションをとる。
おかげで息子は私が家に居れば常に一緒に居たがり、何をするにも付きまとってくるようになりました。休日であれば一日中ほぼベッタリです。
今ではだいぶ慣れましたが、最初のころ慣れるまでは正直しんどい時もありました。
会社から帰って来た平日も休日も常にベッタリ(遊び・お風呂・歯磨き・寝るのも)なため、心休まる時がありません。子供と一緒に過ごすだけでなく、常に「会話」「コミュニケーション」を意識していました。
まぁこのようなことは平日仕事で居ないから徹底して出来ることではあると思います。
正に四六時中一緒に居る母親であればかなりしんどいでしょう。
ですのであくまで父親の立場として読んで頂ければと思います。
そして子供との会話で注意したことは、極力「聞き上手」に徹するです。
子供の話しに対して聞き上手に徹する
聞き上手とは何か? というのもありますが、基本的には会話が成り立ちやすいように、答えやすいようにサポートをするといった感じです。
そして、なるべく言葉を遮らないことです。
子供との会話の中で気を付けていることは以下のようなことでしょうか。
- 子供の言葉に関心を持つ(意味がわからなくても)
- 忙しくても一方的に言葉を遮らない
- 子供が言いたいことを先回りして言わない
- しゃべりやすいよう答えやすいように促す
- 子供が発した言葉をすぐに否定したり正そうとしない
ざっとこんな感じです。
とはいえ、これらを完全に実行しているわけではありません。あくまで基本的要素です。
大きくなり言葉が上手になってくれば、「嘘」をついたり、「悪口」を言ったり、「誤魔化」したり、「言葉使い」が悪かったりするときがあります。
そのような場合は、躾の一環として正すときはもちろんありますが、極力すぐに正そうとはしません。まぁここら辺は上手く説明出来ないのですが、ケースバイケースということです。
子供の躾や教育は親子の信頼関係を築いてから
理想論だとは思っていません。
「躾や教育は親子の信頼関係を築いてから」なんていうのは綺麗事かもしれませんし、理想論と言われるかもしれません。確かに現実はそんなこと言ってられない場面は多々あるかとは思います。
ですが、そんな上手いこと行かないということを踏まえつつ、親はこのようなことを目指すべきだと思っています。
昔の子育てはよくわかりませんが、やはり口先だけの躾や教育が多い気がするのです。
前にこんな記事も書いていました。
子供に口だけ躾(しつけ)をやっていないか?を考えてみる。 - 空飛ぶ畳
どんなに正しいことを教えたり、厳しく律することを躾けたりしても、それが悪いとは思いませんが、やはり親子間の信頼関係が無くては、それは「砂上の楼閣(ろうかく)」です。
つまり表面だけ見かけだけ正しく立派であっても、信用がなければ逆効果でしかありません。
そして、子供との信頼関係を築くには、日頃のコミュニケーションがものをいうのではないかということです。付け焼刃ではなかなか難しいかと思います。
躾や教育は後回しでいいと言うつもりはないのですが、子供とのコミュニケーション、そして信頼関係なくして、躾や教育もクソもないかと思っています。
まだまだ私も過程ですが。