空飛ぶ畳

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子供が求めているのは「自分を受け止めてくれる場所と親の笑顔」


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子育てにおいてよく見聞きすることは、子供への躾や教育、そして親の苦労や悩み、があります。もちろん楽しみや喜びもあるかと思いますが。

 

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さて、昨日は重度の自閉症である東田直樹氏の書籍について書きました。

おすすめ本!「跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること」東田直樹著の感想 - 空飛ぶ畳

 

そして、先日の月曜の昼間に、NHKで東田直樹氏のドキュメンタリー「君が僕の息子について教えてくれたこと」が再放送されていて、たまたま見ることが出来ました。

ラッキーです。

このドキュメンタリー番組は、東田直樹氏が13歳のときに書いた「自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心」が世界的にも広がり、海外で講演も行い、自閉症の子を持ち同じ悩みを持つ人たちとのドキュメンタリーでした。

 

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

 

 

その中で、外国(アイルランド)の同じ自閉症を持つ8歳の息子の父親が来日し、東田直樹氏と面会されていました。その父親は上記の書籍を読み、本人に直接面会して感謝の言葉を伝えたいとのことでした。

父親と東田直樹氏との会話(質問)の最中でも、東田直樹氏は当然自閉症の症状が出ます。その父親は東田直樹氏を常に微笑ましい表情で愛おしく眺めている感じでした。東田直樹氏と自分の息子とを重ねて見ているためでしょう。

 

そして父親は質問の中の一つで以下の問いをされました。

「自閉症の子供に、父親として何をしてあげればいいか?」

 

それに対し東田直樹氏はこのように答えられています。

「今のあなたで十分だと思います」

「子供が望んでいるのは親の笑顔だからです」

「僕のために誰も犠牲になっていないと子供時代の僕に思わせてくれたのが僕の家族のすごいところです」

「自分が原因で周りの人(家族)が悩み苦しんでいることは耐えられないのです」

 

 

また、別のシーン(NY講演)でもこのように演説されていました。

「親御さんへ「子どもの前で泣かないで下さい」」

「子どもが一番望んでいることは、自分を受け止めてくれる場所と親の笑顔です」

 

どのシーンでも、他の同じ自閉症を患う子供を持つ親は、東田直樹氏の言葉を自分の子供の言葉として感じているようでした。

まるで、今まで理解してあげられなかった自分の子供の声を初めて聞けたかのように。

 

 

さて、このように子供が「安らげる場所」と「親の笑顔」を求めるのは、何も自閉症の子供だけではありません。

本質は皆同じなのです。

自閉症ではなく、いわゆる普通の健常者の子供であっても、親の虐待や愛情をかけられなかったりすれば、そこに居場所はないかもしれません。親の子供に向けられる笑顔も少ないかもしれません。

 

この、子供の居場所と親の笑顔というのは、人を育て人格を形成する上での「土台」のようなものです。

躾や教育はもちろん大切であり重要なことです。

しかし、この「土台」がしっかりと固められているかどうかで、様々な要素に違いが出てくるのではないかと思っています。

人の一生を、困難もなく、悩みや苦しみもなく、順風満帆に終えられるのであれば、あまり関係ないのかもしれません。

しかしそのような人生はまずあり得ません。

この「土台」の効果は、すぐに目に見える形で現れるものではないかもしれません。しかし、寂しさや苦しみ、困難に会ったときなどに、きっとこの「土台」の強さで、乗り越えたり回避したり出来るのではないかと思います。

 

自閉症者とそうでない者とは、親を含め苦労や悩み辛さは違うかもしれないけど、子供(人間)が求めているものの本質はみんな同じではないだろうか?

そんなことを思っています。