空飛ぶ畳

日常の思ったこと、育児・子育や仕事のことなどつらつらと書いていきます。

「大らか」な視点を持てばストレスも減るのですよ。


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最近息子(4歳)のことを怒ることがめっきり少なくなってきました。

これは子供が良い子になったとか、聞き分けが良くなったからというわけではありません。

 

相変わらず親の思い通りにはいきません。やってほしいことはやらず、やってほしくないことをやりたがることにはあまり変化はありません。

今までも感情で怒ることはほとんどなかったのですが、それでも私は子供に対して叱る(怒る)ことがあまりなくなってきました。

 

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大らかさと寛容さを身に付ける

私が子供に対して叱る(怒る)ことが減ってきたというのは、多少なり大らかさが身に付いてきたからだと思います。

きっと他の多くの人も同じように感じることはあるかと思います。

 

子育てにしろ、仕事にしろ、やはり人間には「大らか」「寛容」な視点がとても大事ではないでしょうか。

この大らかさと寛容さは同じような意味合いと捉えていますが、これらを身に付けることにより、大きな視点を持つことができ、多くの利点(メリット)を得ることが出来ます。

  • 他人を自分の思い通りにしようとしない。
  • 他人に振り回されない。(イライラしない)
  • 広い視野を持つことが出来る。
  • 人の気持ちが理解出来る。

 

このように書いてしまうとそれは立派な人間のように感じます。

やはり私なんかまだまだ未熟な人間ですな。

 

世の中には一般的に「大きい人間」という人が居ます。「あの人は人間が大きいな~」「あの人は器が大きいな~」なんてお方です。

そういう人物というのは、この大らかさと寛容さを身に付けています。

 

こういう能力(と言っていいのかわかりませんが)というのは、元々持っている人も居ますが、人生経験により身に付くものでもあると思っています。

それはストレスをそれなりに感じる日常であれば、誰でも身に付けられるのではないでしょうか。

ストレスと言っても別に極度のストレス状態ではなく、普通の日常に転がっているような些細なことです。

  • 仕事が上手くいかないとき
  • 人間関係で悩んでいるとき
  • 子育てがしんどいと感じるとき
  • 夫婦関係があまり良くないとき

 

では、人はどういうときにストレスを感じるかというと、「自分の思い通りにいかない」ときです。基本的には。

「自分の思い通りにいかない」ときに、イライラが募り、機嫌が悪くなり、怒ったりとします。

「大らか」の反対語はよくわかりませんが、上記のようなストレスを感じる場合とは、「大らか」な視点とは真逆の状態です。

つまり、全体の広い視点(相手の立場や気持ちなど)で見ることが出来ず、自分だけの狭い視点(自分の都合ばかり)でしか見ることが出来ない状態です。

 

この日常の良くあるストレスに対し、どのように意識を持っていくかが大事になります。要は「意識」をするかしないかです。

自分の思い通りにいかないとしても、「まぁしょうがない」「相手の立場になったらそうだよな」という広い視点での大らかさが欲しいものです。

 

例えば・・

■子育ての場合

「怒られたって嫌なものは嫌だよな」

「遊びたいんだからしょうがないよな」

「子供だって機嫌が悪いときもあるよな」

「子供だって疲れてやりたくないときもあるよな」

親(自分)の都合ばかり、考えたり、押し付けたりしていると、子供の気持ちを考えられなくなり、狭い視点が段々癖になってくることがあります。どんどん親の都合がエスカレートしてくるのです。

やはり子供だって一人の人間であり、自分がもし同じことを言われたらどう思うか? といった視点が大事ではないでしょうか。

 

■仕事の場合

「上司もストレス溜まって怒りたい気分なんだろうな」

「上司も更にその上司にいつも怒られているんだろうな」

「この人はいつも偉そうだけど気が小さいだけだろうな」

「部下の尻拭いも上司の仕事のうちだよな」

「仕事の成績なんてそんな簡単に上がるか」

嫌な上司に対してこんな寛容になれる気はしませんが、無理やりでもこのように思うことにより、大らかさが育つ気もします。何より嫌な上司のために何で自分がストレスを溜めないといけないのか? というバカらしさもあります。

 

 

ごちゃごちゃといろいろ書きましたが、私が子供に対して叱ったり怒ったりすることが減ってきたのは、「自分の思い通り」にいかなくても気にしなくなってきたということです。

もちろん躾などは別です。たまに怒ったりすることもあります。叱られる(怒られる)というのも子供にとっては大事な経験です。

 

それでも「ここはしっかり叱らなくっちゃ!」「ここで甘やかしたらダメだ!」という肩に力が入ったような感覚がどんどん減ってきています。

言うべきことはもちろん言いますが、「何としてでも言うことを聞かせよう」とか、「親の威厳」とかは要らないのですよね。

何事ももっと「大らか」であるべきだと思うのです。

 

結果的には、子供は前よりも言うことを聞くようになっています。

それはもしかしたら、私が「言うことを聞かせよう」という考えが無くなっているからかもしれません。

子供がすんなり言うことを聞かなくても、「親の言うことを聞かない」と感じなくなっているからかもしれません。

 

最後に

子育てに関しては、こういったことを「大らか」というのか「甘い」というのか、それは人それぞれだと思います。

 

しかし、基本的には、言うべきことを言っていれば、後は大らかな視点で見守っていればいいのではないかと思います。

それは子育てでも仕事でも何でもです。

 

「大らか」な視点を持つ最大のメリットは、ストレスが軽減することです。

周りの言葉に一々反応せず、振り回されることがないので、イライラやストレスを感じることが減るのです。そこが最大の魅力ですね。

  

ただ正直やっぱり人によるかなとも思います。

子供相手なら大らかになれるけど、大人相手に大らかは難しいかも。私は。