夏に浮かれず気をつけよう!子供の水の事故に要注意!
サラリーマンにとっては夏なんてあまり嬉しくないかもしれません。
出勤前にはすでに汗がベトベト、体力もなくなれば食欲もなくなり、夜は熱帯夜で寝不足三昧と。
夏の楽しみといえば、女性の薄着に「うっひょー」と目の保養になること 冷えたビールがうまい!ってとこですかね。
さて、この夏の時期になると毎年切ない事故のニュースが流れます。
それが「子供の水の事故」です。
一児の親としては本当に悲しくなる事故です。
そしてこのような事故は毎年毎年起こるのです。
7月に入りこれから夏本番といったところです。
海、山、川、プール、など子供を連れて行くことでしょう。
楽しむのも大いに結構です。物より思い出です。
ですが、このような時にこそ油断禁物です。
子供や自分を過信することなく、楽しい時こそ親は冷静になっていなければなりません。
海や川での水の事故
海の事故
- 足がつって溺れる
- 急に深くなって足が着かなくなる
- 潮で沖に流される
足がつるのは子供はそんなことないんじゃない?って思う方もいるかもしれませんが、やはり準備運動を怠るとつることは多々あります。
水の中ではそれなりに足の筋肉を使いますから。
そして海の場合は場所によっては急に深みにはまる場合があります。
大人なら経験で頭にそれがありますが、子供は思いもよらずに急に足が着かなくなりパニックになることでしょう。
溺れたりすれば大声をだすことも出来なくなります。
そしてそして、海の潮の流れにも要注意です。
これは経験しないとわからないかもしれませんが、気がついたら沖の方に流されていたといった感じです。
私も昔若い頃に、海で遊んでいて沖に流されたことがあります。
浮き輪なんてありません。
あっという間に海岸の人が米粒です。
そして周りには人が誰もいません。
冗談抜きで死にかけたときでした。(奇跡的に救助にきてもらい助かりました)
それほど潮の流れというのは恐ろしいものなんです。
川の事故
川の事故もよくニュースで流れます。
一番怖いのが川の急激な増水です。
さっきまで穏やかだった川の流れが、急に激しくなるのです。
これは上流で雨が降ったりした場合などに下流の方に一気に流れたりすることです。
遊んでいる場所は天気が良くても、山の場合は山頂が雨の場合があります。
このような時は要注意です。ですので上流の方の空模様にも注意が必要なんです。
それに川の場合は場所によっては川の流れが穏やかな場所と激しい場所があったりします。
一見外から見たら穏やかそうでも、実は行ってみたら流れが速かったりします。
急な流れで足を取られたり、川底の石で足を滑らせたりなどで、一気に流されてしまうのです。
そうなった場合、子供の自力では脱出はほぼ困難なことが多いでしょう。
ニュースでの目撃談としてよく聞くのが「急にいなくなった!」というものです。
流れの速さもありますが、流されてしまうと水面上に顔や体を出すのは困難です。
一瞬目を離しただけでも、もう見失ってしまうことがあります。
親の油断や怠慢が命取り
これらの水の事故は、親自身も自分のことを気をつけるべきことですが、子供を守るにはやはり親が注意して見守るしかありません。
いくら言葉で「気をつけろよ!」と言って聞かせても、子供は目の前のことに夢中になりますし、何より大人のように人生経験が少ないので想像力や想定力がありません。
ですので決して目を離してはいけないのです。
そして少しでも危険を感じたら事前にすばやく行動に移さなければいけません。
親の油断や怠慢
親自身や子供のことを過信し、以下のように自然の力を甘く見ていると、このような水の事故にあいます。
- そもそもこのような水の事故を想定していない
- もう子供も大きくなったから大丈夫だろう
- 水泳が得意だから大丈夫だろう
- 浮き輪を付けているから大丈夫だろう
- 川の流れや波は穏やかだから大丈夫だろう
- お兄ちゃん(お姉ちゃん)が付いてるから大丈夫だろう
- すぐ目の前にいるから大丈夫だろう
このようなことが頭にあるうちは、いざというときに素早い対処が出来ません。
大人だって溺れる時は溺れます。
やはり子供からは基本的に目を離してはいけないのです。
このような自然溢れる海や川などの場所では、多少口うるさく言うのもありだと思いますし、海や川などの事故についてもその怖さを事前に教えておくのも良いかもしれません。
親の想像力の乏しさ
事前にこのような事故を防ぐには、親の想像力が何よりも大切になってきます。
水の事故に限らずですが、親の、大人の想像力の欠如が子供を危険に合わせることも多いはずです。
- 急に水底が深くなっていると思わなかった
- 急に流れが速くなるとは思わなかった
- 子供だけで危ない場所に行くとは思わなかった
- 泳ぎが得意だから足がつると思わなかった
- お兄ちゃん(お姉ちゃん)が見てくれていると思った
- きちんと子供を見ているつもりだった
- 誰かが子供を見ていると思った
「~だと思った」「~だと思わなかった」という言葉ほど怖いものはありません。
これらは正に想像力の欠如です。
水の事故以外でもこのような想像力の欠如というのは多いと思います。
「急に道路に飛び出すと思わなかった」
「後ろから自転車が来てるとは思わなかった」
「一人でどこかに行っちゃうとは思わなかった」
などなど。
もちろん全てのことを想像するなんてことは不可能です。
悲しい結果が出てから、後から「なぜ気をつけなかったんだ?」などと言ってもしょうがないことは多々あります。
しかし、やはり大人がしっかりと注意し、過信せずに子供を見張ってあげなくてはいけないと思うのです。
最後に
何でもそうなんですが、子供の事故のニュースを見ると本当にいたたまれなくなります。
もっと生きたかっただろう子供の思いにも胸が痛くなりますし、子供を失った親の悲しみも胸が張り裂けそうになります。
自分の子供が同じ事故にあったらと思うと・・・
そうなんです。楽しいはずの子供とのレジャーが一変して悲しい出来事に。
やはり日頃からこのような事故を、想像、想定をすることによって、いくらでも防げると思うのですよ。
もちろんどうしようもない場合もあるかもしれませんが。
油断、怠慢、想像力の欠如、これはここでは全て同じような意味合いを持ちますが、常日頃意識してしかるべきだと思います。
そうすることによって自然と無意識に色々な想定が出来るようになるのではないですかね。
子供を守るのは親(大人)しかいないんですよね。