空飛ぶ畳

日常の思ったこと、育児・子育や仕事のことなどつらつらと書いていきます。

イクメン育児なぜ叩かれる?育児論争ってなんかズレるよね。


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イクメン育児が大変盛り上がっています。私も育児に関する記事を書くので便乗してイクメン育児について書きたいと思います。

 

イクメンパパは母親には勝てない!

夫婦の育児論争で頻繁に出てくる内容は”どちらが偉いか”という内容にどうしてもなってしまいます。

「私たち女性の方が大変に決まってるでしょう!」

「いや男性だって仕事も頑張って育児も頑張ってるじゃん!」

「それで育児を頑張ってるつもりなの?出来るものなら同じぐらいやってみなさいよ」

「だから朝から晩まで俺は仕事してるんだよ。でも家に帰ってからや休日は子供の面倒見てるじゃん。そんなに俺は頑張ってない?」

「たまの時間に子供を見たぐらいで偉そうにしたり感謝されようなんて、こっちはいつもやってることだけど感謝なんかされないし!」

「だから・・・別に感謝してないわけじゃ・・・」

「結局何もわかってくれないし、大して助かりもしないんだから!」

「そんな言い方・・・」

 

結局は主体が子供のこと、子育てのことに関してのみの論争だと、どうしても普段接する時間が長い女性に分があります。

世論でも大半は女性の味方であります。

「結局男性(父親)には女性(母親)の苦労はわからない」

この言葉でほとんどの論争は終止符を打たれます。

 

※ちなみに母親側を擁護する記事やコメント自体は否定することはありません。子育ての大変さはわかるつもりですし、ストレスが伴う日々であり、女性ホルモンのバランスの崩れからくる精神的不安定な部分もあることは知っています。

 

男性(私)が女性(嫁)に言いたいこと

結局母親には勝てない!というか勝ち負けではないのは私もわかりますよ。本当はこんな論争自体無益なんですけどね。

ただここまで父親が叩かれてしまう現状を見ると、同じ父親である私も言いたくなってしまうのである。

ちなみにここからはあくまで私の家庭内の話であり、私が自分の嫁さんに言いたいこと、思っていることが主体ですが、世の母親たちにも向けている場合もあります。もしかしたら他のイクメンパパさんたちにも共感できる部分があるかもしれません。

先ほども書きましたが、私は男性の方が偉いとか、女性は甘いとか言うつもりはありません。

 

育児を母親とまったく同じように出来るわけがない

世の中の大半の家庭は、父親が仕事をメインで行い、母親が家庭をメインで行っているであろうと思います。

例え共働きだとしても、やはり母親の方がどうしても子供と接する時間は多い。(まったく同じだという方はスルーして下さいね)

母親はお腹の中で子供を育て、出産し、母乳を与え、四六時中子供と一緒にいる。父親は例え同じことをしたいと思ってもどうしても出来ないことである。

だから育児はどうしても母親が主体にならざるを得ないのである。なので父親が育児を一緒にしたとしても、どうしても母親の手助けという形になってしまうのである。

よく「育児を手伝っている」という考え方が気に入らない!育児は夫婦でするものだ!っていう意見もあるが、例え手伝うという感覚がなく、もちろん夫婦の問題だ!と思っていても、母親が主体になってしまうのはしょうがないのである。だって父親は四六時中子供と居たいと思っても仕事があるからどうしても無理でしょう?

些細なことでも普段子供と接している母親を無視して勝手に出来ませんよね? むしろ勝手にあれこれやったらそれこそ怒りますよね?

お風呂に入れたり、ご飯を上げたり、一緒に遊んだりならまだいいです。

でも例えばオムツを変えたりするタイミングとか、体調の微妙な変化とか、って普段一緒に居ない父親には時間がかかる問題ですよ。母親だって長い時間子供と接することによっていろんなことが出来るようになりますよね。

そういったことを無視して「自分と同じことが出来ないのに」「自分ばかり育児の大変さで苦労している」なんて言われてもどうしようもない。

いや、そうじゃなくて、ただ母親だって感謝されたいんです。大変さを理解してくれて思いやってくれないのが不満なんです。

こういった意見もあります。それはよくわかります。でもこういった思いは何も母親だけの特別なものではないと思うのです。父親だって同じです。

仕事して当たり前、家族を養うお金を稼いで当たり前、育児を手伝って当たり前

母親にも父親にもどっちにも言えることなんだけど、こういう感謝されないとかの不満は、大抵自分も相手に感謝してませんよね。そんな気がするんですがどうでしょう。

少し話が逸れましたが、何が言いたいかというと「無茶言わないで!」ということです。

これは例えば仕事で、リーダーが新人に向かって、自分と同じように仕事やってよ!って言っているのと同じだと思うんです。リーダーが何で自分ばかり大変なの?自分の苦労をわかってくれない!このプロジェクトは共同作業だろう?だったら俺と同じぐらい頑張れよ!指示を待っていないで同じ立ち位置で動けよ!ってなもんです。(立場による報酬の違いだの仕事はお金が貰えるんだからそんなのと一緒にするなって意見は無視します)

ここで言いたいのは、同じ土俵だとしても培ってきたものが違うということです。

だから、もしこのようなことを求められても、努力はしますが時間はかかるんだということを少しでも理解してほしいです。

 

感謝の言葉はいらないから偉そうなのはやめて!

これも上の内容とかぶる部分もありますが、どうしても母親の方が子供のことを理解しています。日常的な行いについては。

私は家に居る時は、ほとんど子供と接しています。遊ぶのもお風呂も出かけるのも子供はベッタリですし、一緒に寝るのもほとんどです。子供が小さいときはオムツもミルクも極力何でもやりました。

しかし私も時には一人になりたいときもありますが、子供はかわいくてしょうがないのでそれが当たり前になっています。だから自分は育児を手伝っているという感覚もあまりありません。

感謝の言葉なんて別にいらないですよ。好きで一緒に居るわけだし。

でもやはり母親に一々聞かないとわからないことも多々あるし、良く知らないで勝手にやるわけにもいかない、そんな時に「はぁ~もういいよ!」とか「私がやるから向こう行ってて!」「それはそうじゃないから!」「何でそんなやり方してるの!」などいろいろ罵倒されたものである。

子供が小さい時はほんと毎日が我慢でした。嫁さんは初めての育児でストレスが相当溜まっていると思ったし、精神的にもかなり不安定でした。カチンとくることはしょっちゅうありましたが、そんな状況で攻め立てるわけにもいきません。

しかし・・・子供が3・4歳になっても偉そうなのは治りませんでした。 

この偉そうな行為というのは上で書いた、母親の方が有利な部分を使ってのことです。つまり私が知るわけがない情報で攻め立ててくるのです。それなりに我慢もしてますが、今ではこの手の偉そうな発言には我慢が出来ませんのでよく夫婦喧嘩します。こういったときに天下の印籠である「子育ては大変なんだから!」「わかってない!」っていう発言には許しがたいものがあります。

「いやわかってやれよ」って意見もわかるんです。大変なのもストレスが溜まるのもわかるんですが、何でもかんでもそれを出せばいいってもんじゃないですよね?

ですので、感謝なんか別に要らないです。子供の面倒を見るのは、ご飯食べてお風呂入ってという日常的なものと一緒です。別に嫁さんを助けるために育児をやっているわけでもありません。ただ、せめて・・有利な立場で偉そうな態度をとるのは止めて下さい。私はそんなに丸くはありませんので。

少しは自分が同じことを言われたら、という視点を持ってほしいです。

 

今日のまとめ

今日の記事は父親でもある私の叫びである。

ですので、あくまで男性(父親)側の立場で言いたいことを書きました。

 

結局言いたいのは、育児による夫婦論争は、土台無理があるのである。

お互い違う立場でどっちが大変かの言い合いになるし、最終的には心やストレスなどの気持ちの理解の範囲になってしまう。

こうなるとお互いがそれぞれの主張を言い合うだけで、結果的に不満が解消されることはあまりないのよね。

まぁこの記事だって私が私の立場で言いたいことを言っているので、偉そうなことは言えるわけはないのだが(笑

 

ただこういった記事を書いたり、いろんな人のブログを見るのはとても勉強になります。

私も書きながらいろいろ思うことも出てきたり、考えさせられることもたくさんあります。

自分はまだまだ甘いよな~って。