今年初めてのお祭りで祭り人にはめられた他愛もない話
祭りだ~
先日近所のお祭りに家族で行ってきました。
お祭りは楽しいですよね。今日の記事はただのお祭り日記です。
そのお祭りは露店がかなり多くて、大して広くない道路にびっちりと並んでいました。
息子は食べ物やおもちゃなどには目もくれず、ひたすら「〇〇すくい系」ばかりに興味が湧いていました。
- 金魚すくい
- ミドリガメすくい
- スーパーボールすくい
- 動物おもちゃすくい
水から何かをすくいたくてしょうがないようです。
一番食いついたのが金魚すくいです。「金魚ほしい~!あれやりたい!」のオンパレード。
うちには水槽なんてありません。
あるのは去年よくわからない虫を飼っていた虫かごぐらいです。
酸素も送れない水槽(虫かご)ではすぐに死んでしまうのがオチです。
なんとかあの手この手を使ってごまかしながらスーパーボールすくいで満足させました。
そして次はオモチャの魚釣りがありました。これは魚の口に竿の糸(磁石)を着けると魚が”ブルブル”っと振動しまくり釣り上げるものです。
かなりのブルブルです。
大人から見たらつまらなそうでも(いや楽しそうでした)、息子の目は輝いてました。
もうキラキラです。
何とかやり過ごそうと息子をなだめている時に、なんとサクラがやってきました!明らかに店主の友達です。
「うわ!すげー楽しそう!」
「やべっ!ちょー楽しい」
「これ子供がやったら絶対楽しいよ!」(チラッ)
ちっこいつらふざけんな!などと思いながら、更に目がキラキラになっている息子を説得することは私には出来ませんでした。
祭り怖い・・
さて、ため息まじりにそこで一息ついていると今度は御輿がやって来るではありませんか。
いいねぇ祭り楽しいね〜なんて思いながらも、とにかく道が狭い。
向かい合う露店の間をカメのごとく進んでいます。
道はもうギュウギュウです。
そして私の前に御輿がやってくると、その御輿人の一人がワッショイワッショイ言いながら私を見ているじゃありませんか。
ん?知り合いか?
などと思いながら目が合っています。
その御輿人はワッショイワッショイ言いながら私に向かって手をホレホレとするのです。
どうやら観客人も一緒に盛り上がろうぜ〜!ってやってたようです。
「はは」と私は笑って過ごそうとしていたのですが、思わぬ展開になりました。
なんと!向こうは笑って過ごさせてくれません。
「!?」
私に向かってワッショイ言いながら相変わらず手をホレホレするのです。
「しまった!」
私は心でそう思いました。
御輿は狭い道をトロトロと進んでいます。私の前をなかなか通り過ぎません。
ワッショイ(さぁ一緒に!)
ワッショイ(恥ずかしがらずに!)
ワッショイ(自分の殻を壊してごらん!)
御輿人は私にそう訴え続けているようでした。
彼の目は嫌味こそありませんがイタズラ心満載でキラキラしていました。
ええ、そうです。
息子の目と同じキラキラです。
私は勇気を振り絞って
「ワッ…ワッショ…」
言えるかい!
そして御輿人は満面の笑みを浮かべて通り過ぎて行きました。
祭りちょー怖い
私はどちらかといえばコミュ障の部類に入ります。
ええ、そうなんです。
自分に嘘はつけません。
そんな私にとってお祭りとは眩しすぎて、それでいて憧れの場所です。
私ももう一度キラキラの向こう側へ行きたい!
そう思った楽しいお祭りですた。